「身の回りにある問題」梅切らぬバカ みのすけさんの映画レビュー(感想・評価)
身の回りにある問題
障害者に対して、自分の大切な人が傷つけられるかもしれないから追い出す。
これは本当に自然な思考で、
自分の大切な人が障害者だったら意見は変わるのに、
そうは言ってられないと言って主張する。
本当に身の回りにある問題で、
大切な人に危害があってはいけないし、いい人ぶる訳じゃないけど、ただ容れ物が違うだけなのになって思ってしまう。
だけど、自分の大切な人が何かされたら同じことが言えるかな?
障害を持っているというだけで、誇張して怖い存在だと声を発してしまうんじゃないか?
本当に起きたことの原因を、その人を知ろうとしたのだろうか。
憶測だけで簡単に発言して、誰かの人生を狂わせてはいないのだろうか。
なんて思うけど、忠さんと、お母さんはまた一緒に暮らせて幸せで、グループホームを建てようかなんて話も出て、
そう思うと、追い出されて悪いことばかりじゃなかった。
忠さんのお母さんは近隣住民に"なんてひどいんだ!"なんて言わず、起きたことを受け入れ、その先の幸せを前向きに見つけていく。
すごいなぁと思いました。
きっとたくさんの嫌な思いや、苦労や、悩みがあって、
そうなったのだろうな。
お母さんの忠さんへの愛が滲み出ていて本当に素敵でした。
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