「なぜか面白かった」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM おまけさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜか面白かった
個人的には何故か面白かったので星4ですが良い点が少なく悪い点が多いので一般的には多分星2くらいの映画です。
アニメのシード及びデスティニーはなんとなく覚えている程度のにわかですので間違っていてもご容赦ください。アニメは見ている前提で語ります。
良かった点は戦闘シーンがかっこいいところです。予告を見れば分かると思いますがかなり迫力があります。これだけでお腹いっぱいですね。
悪かった点はアニメで出てきたか?と疑問に思う謎能力が出てきたこと、出来の悪い恋愛話が長いこと、無駄に胸が動いたりといらないサービスカット的な性的表現が出てくることでしょうか。元々第六感的なものや種が割れたりという能力はありましたが映画で新しく特殊能力を出されると世界観がよく分からなくなります。何年後なのか分かりませんが精神年齢もアニメのままのような感じでもう少し大人になっていてもいいような…と思ってしまいます。序盤、終盤のかっこいい戦闘シーンの間にドロドロした恋愛ドラマが入っているので苦痛に思う人も多いと思います。
愛だの恋だのはいらないかなーと思いながら最初は見ていたのですが、ストーリーはアニメのラスボスであったデュランダル議長の影響が色濃く出ていたので、論理的、全体主義的な世界を構築することで不条理な争いをなくすという思想の対になるものとして正しさでは片付けられない本能的な感情を表すためにチープな恋愛ドラマを繰り広げていると考えると意外と悪くありませんでした。酷いストーリーだったと思いますが私は好きです。
原作を知らない人にはおすすめ出来ない、知っている人でもおすすめ出来ない、戦っているシーンで満足する人と当たるか外れるかの博打好きな人におすすめできる映画でした。
追記
2/9に2回目を見てきましたが2回目のほうが面白い珍しいタイプの映画でした。色々ついていくのが大変だったのとコメディっぽいシーンがきついと思う度合いが緩和されたからかなと思います。1回目でストーリーを把握できたのかリラックスして見たら思ったより中盤グダってなかったです。
ごめんなさい、グーグルのおすすめ記事でたまたま目に入ったのでコメントさせていただきます。(長文&ネタバレ含みます)
先に結論から言うと、友人とまた見に行こうかと話すくらいには良く、好きでした。
良い点としては、私は全てのガンダム作品見ていないのでわからないものも多かったのですが、ガンダム作品のセルフオマージュ沢山出てきたのが良かったですね。主要キャラ達の関係の進展だとか、やっぱり戦闘は好きでした。西川貴教のopで始まりSee-Sawのedで終わるのも色々感慨深かったです。
個人的にですが、感想に上がっている設定の悪い点は辻褄はよく合わせてるな〜と思ってます。
ガンダムSeedシリーズの悪いとこでアニメ、映画だけだと設定がわからないところが出てるなとは感じました。
悪い点パッと出すとラクスの種割れシーンとかですかね?
ここはパンフレットにラクスの能力に繋がる設定がありました。最後のシーンのフリーダムに装着したプラウドディフェンダーというものが、精神感応でナノ粒子と雷を操作できるようです。ブラックナイツと同じアコードのラクスだから出来る芸当なんだなと納得しました。アニメでもラクスの言動は相手をよく揺らしていたので、なるほどなぁと。種割れ自体は皆共通で能力の強化だと思います。
キャラの成長は私もあれ?と思いましたが、調べてみたらアニメ最後(C.E74)から1年ほどしか経ってない(映画C.E75)のでアレくらいなのかなと。
ラクスの胸のシーンは賛否分かれるかと思います…。