「雰囲気は大好きなのだが…」聖地X 彬さんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は大好きなのだが…
舞台は未観劇。
個人的には大好きな雰囲気の作品。
じわっと気持ち悪く、奇妙な雰囲気。
ストーリーとしては、SFなのだろうか。
なるほど!と思えるシーンもあるのだが、こじんまりと収まってしまっている印象。
韓国の雰囲気は作品に合っている印象だっただけに、もっとホラー、謎解き、ラブストーリー、サイコサスペンス、なんでも良いのだが攻めに行って欲しかった。
あとは、一部の役者さんが少し浮いているように感じてしまったのももったいなかった。シーンの意味や意図、やりたいことはよく伝わるだけに残念。
川口春奈さんは「この状況でよくそれだけの集中力を出せたな」と感心した。
すごくいいなと思ったのは後半の岡田将生さんのあるシーン。泥臭く、あえての素人臭さがよかった。
最近は残念イケメンな役で拝見することが多い岡田さんですが、ハッとするいい表情を見せてくれました。このシーンが見られただけでもよかったです。
90分ほどのドラマでもよかったんじゃないか、というスケールになっていたが、面白くなる要素はたくさんあると感じただけに、惜しい!と感じました。
舞台で見たらここは笑うところなんだろうなぁ、といったシーンも結構あって。
しかしながら、やっぱり雰囲気は好きです。
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