「【初期、黒沢清監督作品の幾つかを彷彿させる奇妙な作品。入江監督、"イキウメ"が好きなんですね。チャレンジャーだなあ。コミカル要素も絡めたオカルト映画。】」聖地X NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【初期、黒沢清監督作品の幾つかを彷彿させる奇妙な作品。入江監督、"イキウメ"が好きなんですね。チャレンジャーだなあ。コミカル要素も絡めたオカルト映画。】
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- 最初はドッペルゲンガー(黒沢清監督に同名作品あり。)を扱った不条理映画かな、と思いながら鑑賞。-
◆感想
・要(川口春奈)は、夫の滋(薬丸翔)の浮気により500万円を使い込まれた事に立腹し、韓国で両親が遺した別荘で"作家になる"と言いつつ、悠々自適の生活を送る兄輝夫(岡田将生)の家に突然やって来て。
- 要が韓国の街中で見た滋の姿。彼はフラフラとあるオープン前の和食店に入って行く。だが、トイレから出て来たのは、店長江口(緒形直人)だった。が、その後に出て来た滋。パスポートも無いし、記憶も定かではない。その内に東京にも滋が居る事が分かり・・。そして、和食店の前に有った"アメリカン・パイ"の店の夫婦の不自然な死や、その後に入った店も尽く潰れていた事実。-
◼️韓国の祈祷士の、"ここは、彼らの土地"である、と言う言葉。
そして、徐々に明らかになる"思い込みや記憶により、人物が増殖する土地"だと言う事。
<作品の発想自体は面白く、日韓の俳優さん達も熱演。特に日本の俳優陣の豪華な事!
但し、前衛的な舞台の映画化と言う事も関係しているのであろうが、この作品は、一般受けするのかなあ。
一番の謎は、何故入江監督が、この舞台作品を映画化しようと思ったのかである。>
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bionさんのコメント
2021年11月21日
周りには、見たあとに語らずにはいられない作品としてすすめてます。
見ないという人には、内容を面白おかしく説明して悦に入ってます。
そういう意味では、見た後に楽しめる作品ですね。