「みんな、いい人、よい子たち。」ある家族 ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな、いい人、よい子たち。
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ファミリーホームが、どのように成り立っているのか、がわかりやすく描かれていたと思います。
ドラマティックな展開過ぎて、現実離れ感がハンパないですけどね。
みんな、いい人。
聾の子どもを知り合いの医師が引き取るなんて、夢みたいな話、現実ではお目にかかったことがない。
他の子どもの里親さんも同じです。
いい人すぎて、現実の厳しさが伝わらない。
子どもたちも、みんないい子。
虐待受けたり、捨てられたり、大人に傷つけられた子は、お試し行動したり、ときには暴力や自傷行為あったり、複雑な精神力状態になるはずだけど。
みんないい子なんだけど、苦しさはそう簡単に拭えないんじゃないのかな。
そのあたりが、浅い感じがして作り物に見えてしまう。
でも、ファミリーホームという形が、子ともたちの救いになっていることは伝わった。
「児童相談所など必要ない社会にするために」とパパは言うけれど、児童相談所の役割は、虐待や遺棄された子どものケアだけじゃないんだ。
親にとっても子にとっても、必要な相談場所として機能することが大事。
そのあたりを描いてほしかったな。
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