「生きる活力がわいてくるウソのようなホントの話」ドリーム・ホース bionさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる活力がわいてくるウソのようなホントの話
このストーリー展開には、やられるね。順調に進んだところでやってくるアクシデント。このタイミングはホントに実話なの? そんな気持ちを忘れさせるジャンの思いのこもったセリフ。この言葉に心動かされない人いる?
ウエールズのValley(谷)と呼ばれる小さな町で、競走馬を育てるという夢みたいなことを思いつき、実行に移してしまうジャン。競走馬だから、ハイセーコーのように一攫千金を稼ぐことは可能性としてはある。だけど、ジャンが欲しかったのは、生きる活力であり、自分の存在を誇ることができる何か。
『ヘレディタリー/継承』で、ムンク以上に歪んだ顔で、観客を恐怖のどん底に突き落としたトニ・コレット。『ドリーム・ホース』では、はじけた笑顔で生きる活力を与えてくれます。
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