「あかはたいいね」パンケーキを毒見する　ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー（感想・評価）

レディース・デー、何を見ようかな。1日に2本見るのは難しいので、厳選して1本。B級感を醸してる「サイコ・ゴアマン」にするか、いつ圧力がかかるか知れない「パンケーキを毒味する」にするか。私は考えた。この先、テレビで放送する可能性があるか。パンケーキは、たぶん無さそう。よし、こっちにしよ。

千葉の映画館では、よほどの大ヒット作でない限り、予約購入しなくても直前で座席は取れる。なので、けっこうギリギリに行ってしまった。そしたら、あと数席しか残ってなかった！　珍しい〜。関心高かったんだね。

おもしろかった。こういうウィットの効いた雰囲気は、珍しい。インタビューの生の声と、アニメによる比喩とで、私はいい構成だと感じた。公式の映像もよく探してきたと思う。というか、自分がいかに政治に消極的かがわかる。熱意さえあれば、いくらでも情報はゲットできるのに、してこなかった。ボーっとした羊だ。

共産党はいつもまともなことを言うと感じていた。が、政権を担うのは、現実的にはないだろう。野党は小さく分かれていてはダメだと思う。大きな組織になって、政権交代できるほどの力をつけて欲しい。もし交代したとして、国民もすぐに結果を求めず、じっくり待って、しっかりやることを見ていなければいけない。どうせ、東日本大震災もコロナウイルスも、政党に関係なくうまく対処できないんだもの。

投票率が低い方が、与党には都合がいい、というのはすごい納得。地元がまさにそうだもの。投票率が20%代だと、おそらく組織票でイケるんじゃないかな。いくら候補者がさしていないといっても、投票しないと意思を反映できないよ。先人が努力して得た権利を、無駄に捨てるのはやめようよ。

最近読んだ本で、興味深いことが書かれていた。ソビエト連邦社会主義共和国の崩壊とともに、社会主義や共産主義は時代遅れとなり、民主主義が正義のように見られるが、保険制度や福祉は社会主義の考えなのだと。今当たり前のように存在している制度は、誰もが幸せに暮らせるためにある。個人が幸福でなければ、何のために国があるのかわからない。民主主義だろうが何だろうが、国民のためになるものは取り入れ、変化していっていいと思う。思想の名称なんて、どうでもいい。映画中にG7最下位のデータがあったが、確かに今の日本はあまり幸せとは言えない。この状況を変えていかなければならない。まずは、声を上げていかなければと、実感した。