「ナンシー!」魔法にかけられて2 ちょろぎさんの映画レビュー(感想・評価)
ナンシー!
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一作目が大好きで何度も何度も観た作品。
ディズニー+の初期設定が吹き替えになってるので誤って吹き替えで観てしまいせっかくのイディナ・メンゼルの歌声を聴くことができなかたので、近いうちにもう一度観たいと思います。
一作目は、おとぎばなしの世界アンダレーシアからやってきたプリンセスが、現代のニューヨークで自分らしく幸せを掴む話でしたが、今回はまたおとぎばなしの世界のように暮らしたいと願うジゼルがニューヨーク郊外に引っ越すところから始まりました。
このジゼルが「おとぎ話の世界のように暮らしたい」と願う意味がいまいちわからず、単純にティーンエイジャーとなったモーガンとの関係に悩んだ結果、モーガンをむりやり自分の願う世界に連れてきたことで関係性がこじれたように見えてしまった。
魔法でおとぎ話の世界で意地悪な継母に変わっていくジゼルに対して、アンダレーシアで暮らす元キャリアウーマンのナンシーは、おとぎ話やロマンスの世界にひたりながらもリアリストな部分を忘れていない、芯のある女性として描かれていました。
ジゼルにアンダレーシアへ送られてしまったモーガンを優しく力強く励まし、愛するエドワードにアンダレーシアを任せてモーガンと共に現代(おとぎ話の世界と化してもはや現代でもないですが)に戻る、その姿と歌声はもはやナンシーが主役ではないかと思うほど。
かわいいジゼルと、意地悪な継母との入れ替わりの激しさをしっかり演じ分けているエイミー・アダムスはさすがですが、今作のジゼルは何だか愚かで痛い女性に見えてしまいました。
好きなシリーズなので面白かったですが、おとぎ話と現実のバランスも一作目の方が好きかな。
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