「第8条」スパイラル ソウ オールリセット MARさんの映画レビュー(感想・評価)
第8条
警官を狙った猟奇的な殺人事件が連発する街で、同僚に疎まれながらも、新しいパートナーと共にこの事件に挑んでいく警察の物語。
のっけから全力投球な展開。スプラッター映画は不得意ながらも何度も観てきたが、舌は初めてかも…ドギツい。。
汚職だらけの警察署の中で、正義感は(恐らく)強いものの、チームプレイを重視せず無鉄砲な主人公ジーク。少なからず悪さをしてきた同僚達を信頼できず、罵声を浴びせ合う日々の中で、新人のパートナーと組むことになるが…。
ゴア描写満載、警官を狙ったサイコな連続殺人の犯人を探るスリラー作品。
序盤からテンポが非常に良く、キャラクターに感情移入する暇もないまま、何故警官が狙われるのか、何故ジークが同僚を信頼できないのか、その過去をフラッシュバック的に挟み込みながら不穏な物語が進んで行く。
犯人が誰かについては、どうぞ当ててください、って言うくらい予想通りの結末だが、それだけに分かり易く、グロ描写に震え上がりつつ90分強の丁度良い上映時間なので、飽きずにあっという間に最後まで観れる。
終わり方も清々しい。これくらいバッサリいってくれるとね。良い意味でB級感あって好きです。
長く続くソウシリーズの新作だが、過去作品を一切観ていないワタクシでも普通に楽しめた。過去作品観てた人だけが気づけるより楽しい要素とかあったんですかね?
とにかくポポポンとストーリーが進みつつも、内容は難しくないので、空いた時間でサクッと映画でも…と思った日には是非観てほしい作品。
ゴア描写が平気な人なら。
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