「ソウの独立記念日」スパイラル ソウ オールリセット しゅさんの映画レビュー(感想・評価)
ソウの独立記念日
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独立記念日の花火からの始まりは今までのソウシリーズとは独立している、というメッセージでしょうか。
今までのソウとは確かに似つかないです。
ジグソウの象徴であるジグソーピースやビリー人形を敢えて出さず、新たな変化を意味する渦巻き、スパイラルを押し出している事からも、これまでのソウとは違うんだぞと伝わってきます。
今までは登場人物がジグソウのパズルのピースとして扱われてきました。しかし今作では単なるピースではない人物の配置をしています。
とは言ってもストーリーは月並みで演出も普通でした。ハッキリ言えば一本の映画として観るにはちょっと物足りない。
しかしソウの系統を汲む一連の流れから見れば面白い方向転換だと思いました。
コメディアンのクリスロックという方を主役にしている事からも笑える(?)事はありました。
顔にガラスが刺さっているのは007ダイアナザーデイの悪役を、指が引き抜かれるトラップの浴槽はウルヴァリンを思い出させます。
また手錠で繋がれた主人公がノコギリを手にするシーンでは結局ノコギリを使わずに針金を手に入れて脱出、なんていうマジかって思うシーンもありクスっと笑えました。
ある種ソウの方向転換が楽しめて個人的には面白いと思いました。
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