モンタナの目撃者のレビュー・感想・評価
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追っ手の極悪非道ぶりが・・・
山林火災から子供を連れて脱出する半パニック映画かと思っていたら、火災の方はおまけ程度で、父親からのノートを持った子供を追う殺人者から逃げるのがメインの、女レンジャーキャプテンのサバイバル映画。
まあ、その殺人者の極悪・冷酷非道ぶりが凄い。で、開始早々のいきなりのあれで椅子から飛び上がったのは、私だけじゃないよね。また妊婦に向かって焼きごてで迫るし。運転手はそこを通ったというそれだけで殺される。こわっ。久々の大悪人。それに立ち向かう、キャプテンの八面六臂の大活躍。んで、もうすぐそこに犯人が迫ってきた時には彼女が食い止めるためにここからは一人で逃げろと言われたのに、それに反して犯人と対峙する子供。保安官は自分は死んででも家族・親類は守り抜こうとするし。保安官妻だって犯人を追いながら夫を探しに馬に。全員が生きて報われてたら良かったのになぁ。「急がなくていいわ」にグッときてしまった。でも、観終わったあとはスカッとして、面白い映画だったなぁと思い出しながら、映画館を出ることに。あまり話題になってないみたいだけど、大画面で観て良い映画だと思う。
ところで、子供は殺人の目撃者だったからというより、秘密を知った父親の家族だったからで、フロリダの時点から追われまくられているので、日本語の題名は間違っているよ。
誰のために死ねるのか?
二つのオープニング
暗殺者と森林消防隊のハンナそれぞれのオープニングが、雷鳴轟く中で、恐るべき勢いで重なっていった。
少年たちを救えなかった山火事の炎の記憶で始まり、殺人者の企みによる山火事の炎の嵐で幕を閉じたノンストップのサバイバル。
本当にほんの1秒たりとも、スクリーンから目が離せませんでした。
残虐非道!
序盤のガス大爆発には、マジでケツが浮きました。暗殺者のジャックとパトリックは、もし仕事が殺しでなかったら知力・観察力・胆力など経験値の高い優秀な人材。この二人の憎むべき演技があったから、そこから逃れる者のサバイバルや勇気に対して、必死に感情移入してしまった。
彼らは通りがかりの車の女性をためらわず撃ったり、怯える子供や母親の気持ちが揺れるフレーズを投げかけたり、呆れるほどの冷酷無比。
生きる理由と死ねる理由
そしてこの暗殺者のお陰で、結局、誰のためならば命を投げ出せるのかについて、改めて考えさせられることになりました。
斜面を滑落した車の中で、父親が息子を突き放して、脱出を指示した後、自らは暗殺者の銃弾を、背後から山ほど浴びて横死する。
少年も女性隊員のために、姿を見せて後ろを向いた。ほぼ死に直面した切ないシーンばかり。
普通なら有り得ぬような状況を現出して、究極の問いかけが出来るのも、映画の力ですね。
母は死ねない!
妊婦のアリソンがビンを逆さまに握って、ヒットマンの顔を焼いた瞬間、思わず心中で喝采。彼女は、ライフルの扱いも研ぎ澄まされた感じで、明らかな殺意が迫力ありました。命を守るための殺意。
山火事が通過した後、防護マスクをしたまま夫は絶命していた。一瞬、二人とも助かる展開かと思ったから、悲哀感が増しました。
ハンナを含めてアクションにはリアルの迫力があり、皆の外傷が火災の高熱を浴びて、ひりついていた。
アンジェリーナ・ジョリーの鬱血してむくんだ顔と、彼女に泣きながら頷く少年の顔が、しばらく頭から離れそうにないです。
これぞ悪役
9月3日は洋画が勢揃い。その中でもあまり目立っていたなかった今作、蓋を開けてみたらびっくり!結構面白かったです。隠れた良作とはこのことです。
まず今作の魅力は悪役が悪役を全うしていることです。パトリックとジャックが躊躇なく一般人を銃殺したり、ボッコボコにしたり、遠距離から銃をぶっ放したりと、妊婦を殺すことには抵抗があるけれど、子供を殺すことに躊躇いがないのがいっそ清々しいと思えました。全く共感できない悪役、久々に見れた気がします。このキャラクターを見るだけでもこの映画を見た価値は充分にあります。
その悪役が放った火が山火事になって、主人公のトラウマを思い出させる演出も簡単なものでありながらとても見応えのあるものになっていました。中盤から山火事と同時進行で問題を解決していく流れもとても良かったです。
女性の強さを堅く描いていたのもこの作品を語るに捨てがたいです。乗馬したり、散弾銃で撃ちまくったり、火を使って撃退したりと、強さが経験から活きるものでもあったので、説得力もありとても良かったです。
超本格的なサバイバル劇を100分という尺で観られたことに感謝です。充実した時間が過ごせました。
鑑賞日 9/5
鑑賞時間 16:55〜18:45
座席 J-11
強さ控え目めなアンジー
いつもの最強ヒロインでは有りません。
トラウマを抱えていたり、自暴自棄だったり、失敗したり、どちらかと言えば人間的な性格で…っちゅーか、そもそも人間ですけど(笑)。
妊婦さんがカッコよかった!
こちらの活躍の方がいつものアンジー、みたいな。
裏で悪事を操っていた警察組織?のオッサンは、殺された暗殺者二人のせいにしてもちろん逃げ切るんでしょうね。
欲を言えばそこまで描き切って欲しかったです。
最後に原題を知って驚いた(この方がいい!)
アンジェリーナ・ジョリーの主演作って久々なんじゃないか。と思って調べたら「マレフィセント」があった。全く興味がわかなくて観てなかっただけだ。つまり、アンジェリーナ・ジョリーにはあまり関心がない。それでも予告編の火災シーンにちょっと惹かれてしまった。
殺し屋たちに狙われた男の子を保護し、ともに殺し屋から逃げるという単純な話。なかなかスリルもあったし、山火事から逃げようとするシーンも迫力があったし、それなりに楽しめた。
でも、細かいところが気になる。まず、殺し屋の粗さ。最初の殺しがニュースになってコナー少年の父親が逃げようとするのだが、あれ家を爆破しなかったら(もしくは時限装置で間を置いていたら)問題なく2人目を殺せていた気がする。コナー少年の父親を殺すシーンも緻密なようでいて最終的にはかなり大雑把。女性たちは容赦なく殺すくせに妊婦とわかると躊躇する優しさもあるし。
あと、ハンナのトラウマも自暴自棄になっていた感じの冒頭も必要だったかな。少年と出会ってからのハンナに荒くれどもと過ごしていた感じはほとんどなかったし。
おじさんは、コナー少年のポケットに入った告発の手紙(お父さんが書いたやつ)が水に濡れて読めなくなってないか心配でしたよ、えぇ。
一番活躍したのは妊婦さんである。
評価があまり良くなかったので不安を抱えつつ鑑賞したがなかなか良かった。そして思ってたより緊迫感もあり怖かった。さすがウインド・リバーの監督!
銃を持ったプロの殺し屋に斧しか持ってない消防隊員の女性が到底勝てるとは思いにくいのだが(笑)
アンジーは相変わらず綺麗だったし、
スタイルも抜群。もっとアクション見たかったけど‥
今作一番活躍したのは警察官の妻である!主役か?!と思うくらいカッコよかった。
途中結構な火傷を負った犯人が普通にアンジーたちを追いかけるんだけどいやいや、痛くて動けんやろとツッコミたくなりましたが途中から弱ってたのでまぁいいでしょう。
最後のシーン ボーイ「僕はどうしたらいいの?」アンジー「分からない」
普段のアンジーならば「一緒に暮らしましょう」って言ったんじゃないかなー?と勝手に思ってしまった。
何か惜しい感じの作品
何の証拠を見つけたかわからないが仕事を頼んだ判事が殺され
ある男は息子を連れて逃亡生活を図る
しかしその男は殺され息子だけが山奥を彷徨い
森林火災の消防隊である女性と出会うのだが...
序盤まではいい感じなのだが
どうも面白味が増していかない
アンジーのアクションに頼らない作品にしたかったのだろうけど
裏目に出て映画が進む道を失ってしまってる感じがした
まず
同じ消防隊員が活躍しない(序盤で仲の良い姿がアピールされているのに)
敵が少ない(二人だけは少なすぎるでしょ!)
狙われる理由が不明で何の為に黒幕が出て来たのかもよくわからない(誰?この黒人)
私が期待した方向としては
山火事の中、消防隊員全員で子供を救って下山を試みる
とかの方が消防隊のバディムービーみたいな感じになってよかったんじゃないかなぁ?
とか思ったし
殺し屋が多くて山中を駆け巡ったら
山火事と殺し屋に囲まれて閉じ込められた状態が生み出されて
ダイハードとかクリフハンガー的な方向に持っていけて
もっと面白くなったんじゃないか?とか思っちゃった
今作はどうやら意図的にアンジーのアクションを封印したみたいだけど
逆に映画が迷子になってしまったよって思ったな
肝心のアンジーもほとんどボロボロの姿しか見れないし
せっかくの主演なのに可哀想
ちなみにウォーキングデッドでも保安官だった人が保安官役で出ててそこは俺好きだった
なんかこれだったら私もっといい脚本書けそうな気がする
と思ったのは私だけではあるまい
もっと面白い作品を期待してたので残念な感じだった
世の中で一番強いのは妊婦である。
男勝りだが心にトラウマを抱えている女性森林消防隊員が重大な汚職事件の証拠を握る少年を暗殺者から守るという話。
山火事で同僚や3人の少年を助けることが出来なかったために罪の意識を持ち続け、半ば自暴自棄になっているところにこの少年に出会い、贖罪の気持ちもあり、何とか力になろうとする。
証人となる少年を助ける強い女性という設定では「依頼人」のスーザン・サランドンや「グロリア」のジーナ・ローランズあたりを思い出すが、残念ながらいずれにも中途半端感が否めず遠く及ばずであった。
殺し屋達がことごとく主要人物にトドメを刺さすことをせず、数ある写真から父子が逃げた場所を簡単に特定できたり、山火事が1日で鎮火したり、川を下り町に出るはずが結局監視塔の周辺をウロウロしていただけだったことなども理由かもしれない。
風向きをを読み間違えた反省から最後は気象状況を読みながら何とか町まで逃げ切るのではと勝手に深読みしたが、そこについてもなんとも中途半端な回収が見られた程度であった。
山火事含め全ての設定がストーリー展開上活かされていないことは本当に残念に思った。
監督のテイラー・シェリダンは「ボーダーライン」でもエミリー・ブラントを起用し、強い女性と強烈な緊張感を演出した鬼才だが本作では期待に届くところまでには至らなかった。
主役のアンジェリーナ・ジョリーは相変わらず美しくしっかりと体型を維持しておりプロ意識は感じるが、森林消防隊員としては何とも線が細く、銃を持った殺し屋とピッケル一つで格闘するシーンでは流石にリアリティ不足を感じた。
うっすらと母性を感じながら少年を守るために戦う主人公と妊娠していながらも旦那を助けるために果敢に戦おうとする黒人女性は共に実際には母親未満ではあるが、女性の本能として子供を守ろうと命懸けになるところが全編通し観入ってしまう最も応援したくなるシーンだった。
原作は未読だが、実は映画としてこれこそが隠れたテーマであり、母親必見の映画だと思う。
雷・火事・殺し屋のディザスター欲張りセットを、アンジーが平らげる!🍽😋🍽
モンタナ州で森林消防士として働くハンナが、殺し屋に狙われる少年コナーを守る為に奮闘するディザスター&スリラー映画。
監督/製作/脚本は『ボーダーライン』シリーズ(脚本)や『ウインド・リバー』のテイラー・シェリダン。
主人公ハンナを演じるのは『Mr.&Mrs.スミス』『マレフィセント』シリーズの、レジェンド女優アンジェリーナ・ジョリー。
殺し屋の1人であるパトリック・ブラックウェルを演じるのは『X-MEN』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のニコラス・ホルト。
ハンナの友人でありコナーの父親オーウェンの義理の弟でもある保安官代理、イーサン・ソーヤーを演じるのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ベイビー・ドライバー』のジョン・バーンサル。
「看板娘が人気を集めるラーメン屋で、アブラマシマシチャーシュー麺を頼んだらアブラマシマシチャーシュー麺が出てきた」というのが、この映画の率直な感想。
降り注ぐ雷⚡️!燃え盛る山火事🔥!そして迫り来る殺し屋🗡🩸!
そんなディザスターに対し、命を狙われる少年を守りながら決死の戦いを繰り広げるアンジー様💕!
カロリー爆発の超コッテリ欲張りセット!溢れ出る午後ロー感!
まるで実家のような安心感が魅力のザ・洋画!
本作でアンジーが演じるのは「スモークジャンパー」と呼ばれる消防士👩🚒
日本では馴染みのない職業だが、要するに彼らは「山火事のスペシャリスト」。
消防車による消火活動が出来ない山火事では、木々を切り倒して延焼を防ぐという初期対応が肝要。
上空からパラシュート降下し、斧で木々をバッサバッサと伐採することで山火事を押さえ込むという超ワイルドな職業こそ、アンジー演じるハンナが従事しているスモークジャンパー🪂!
当然人命救助のためのレスキュー技術もマスターしており、まさに映画の主人公にうってつけの職業である。
そんなワイルドな職業な為、隊員たちの描写はまさにザ・USA🇺🇸!
「ふあっく」とか「しっと」とか「まざふぁか」とか言い合いながら、真っ昼間からビールを飲んで女をナンパする。
もうこのコテコテのテンプレUSA描写が最高🤣!
凄まじくバカっぽい隊員達だが、アンジーの抱えるトラウマは中々に切実。
見殺しにしてしまった少年たちの幻影に苦しむアンジーが、殺し屋に追われる少年を助けることで過去の呪縛から解き放たれるという構成は、ありがちではあるがやはり盛り上がるしホロッとさせられる。
山火事🔥に殺し屋🗡。
普通ならどっちか一つに絞るはずのスリラー要素を、本作ではごっちゃにしてお届けしてくれる。この欲張り感がサイコー🤩
100分という比較的短めのランタイムながらこの二つの要素がちょうど良い塩梅で混ぜ合わされているため、それぞれのスリラーが中途半端になっておらず、とてもバランスが良い。テイラー・シェリダン監督の見事な手腕が発揮されている。
アンジー様の熱演や北米の美しいロケーションなど、見所は多数あるが、個人的に本作で最高だと思ったのはジャック&パトリックの殺し屋コンビ😎🗡😎🧨
原作だとこの2人は双子の殺し屋という設定らしいが、映画版では先輩後輩的な関係に変更されている。
この変更点、個人的には素晴らしいと思う。
本作で描かれるのは職業人として、プロフェッショナルな意識を持つ人々の姿。
アンジー演じるハンナは自分のミスにより少年たちを殺してしまったと悔いているし、ジョン・バーンサル演じる保安官代理のイーサンは、もうすぐ父親になろうとしているという絶対に生き残りたい立場でありながら、銃を突きつけられても殺し屋の言いなりにならなかった。
さらにオーウェンは殺し屋に命を狙われてでも不正を摘発しようとしており、これらの描写から本作の主要登場人物は高い職業倫理を行動原理としていることがわかる。
このルールはジャック&パトリックの殺し屋コンビにも適用されている。
ここまで職業人としての殺し屋を描いた作品も少ないのでは?と思えるほど、彼らはとにかくサラリーマン。
特に先輩キャラのジャックからは「店長…。エリアマネージャーがお話をしたいと言ってます…。」「あいつ来たのかよ!クソッ!」みたいな中間管理職の悲哀をビンビンに感じる。
冒頭の暗殺シークエンス。
誰もが思ったであろう「この任務2チームに分かれて同時にやったほうがよくない?」という疑問に対し、ちゃんとキャラクターが回答を与えてくれる。
そのアンサーとは、なんと予算をケチられたから!殺しに予算とかあんのっ!?
んでその後のジャックと上司のやりとりが最高。
「いや…、2チームに分けてやらせてくれていたら、こんなことにはなってなかったと思うんですけど…。」
「終わったことを蒸し返すなよてめー!気持ちが足りねーんだ気持ちが!」
「そうっすよね。すみませんでした……。次は絶対成功させますので…。」
この精神論で乗り切ろうとするブラック企業感。ジャックの寂しげな表情に涙が止まらない…😭
この後のジャックが山に放火する場面も爆笑ポイント🤣
「この人マジかよ…(ドン引き)」という若手社員のパトリックと、「なんで俺こんな仕事やってんだろ…(絶望)」という中間管理職ジャック。
もうお前ら転職しろ!
その後も火炎放射器で燃やされたり、イーサンにボコられたりと踏んだり蹴ったりなジャック…。
はっきり言って、彼の死因は過労死デス💀
サラリーマンの悲哀が漂うジャック&パトリックだが、ちゃんと殺し屋としての怖さも備わっている。
特にイーサンの妻で妊婦のアリソンを尋問するシーンは手に汗を握る。
目撃者ノータイム射殺とか、ハンナに対する男女平等パンチとか、なかなかにエグいことを淡々と遂行していく姿はまさにプロフェッショナル。
原作の双子という血縁関係から、職業上結びついた2人という風に変更したおかげで、本作で描かれる「職業人のプロフェッショナル根性」というテーマを反映したキャラクターになっている。
その点でこの改変は成功だし、この殺し屋コンビも良キャラになっていると思います。
ハンナと少年が仲良くなるまでの交流が短すぎることが少し気になったが、このおかげで映画のテンポが良くなっていると思うので、特に問題ではないと思う。
一つ残念だった、というか不満点を挙げるとするならばスモークジャンパーたちの活躍が描かれていないことか。
せっかく面白い職業に着目しているのだから、もっと彼らの活躍シーンを描いてもよかったように思う。
「映画史に残る傑作」とか、「人生を変える一本」とか、そういう類の映画ではない。
今すぐ観なくてはいけない不要不急の映画では決して無いが、とても迫力のある作品だし、ハラハラドキドキさせてくれる。
誰が観ても楽しめるであろう、まさにザ・洋画な一本。こういう作品は映画館で観ると楽しさ倍増!!
満身創痍の アンジェリーナだったけど アクションとか 少年との逃亡...
満身創痍の
アンジェリーナだったけど
アクションとか
少年との逃亡シーンとか
もっともっとカッコイイとこ
観たかったなぁ
殺し屋が詰めが甘くて
ポンコツ気味だから助かった
妊婦さんはただ者じゃないね
産休中の保安官?
山火事がスゴイ迫力
炎のスピードが速くて
まるで土石流のよう
とてもじゃないけど
走っても逃げ切れない
鎮火したのは
消火活動じゃなくて
燃え尽きたから?
森林火災の恐ろしさ
久々のアンジー作品でしたが、個人的には良い作品でした。
森林火災の恐ろしさやサバイバル術とか学ぶところがありました。
訴訟弁護士である父親を暗殺者に殺され、秘密の手紙を託された息子コナーを森林消防隊員のアンジーが傷だらけになりながらもひたすら守り抜くというものでした。
森林火災が恐ろしいほどのスピードで燃え移ってくる様子が、実際の森林火災でなかなか鎮火できないのが納得できました。
ガスマスクを付けて救助を待ったイーサンが命尽きてしまったのは残念でした。
続編があるのか期待しながらエンドロールまで見てたが、無かったのは残念でした。
信用されたアンジーとコナーのその後、ボスの存在、ニュースには流れることができたのか、気になる点はありましたが、続編が出ることを願う。
アンジェリーナ・ジョリーファン以外はあまり楽しめない映画かも?
アンジェリーナ・ジョリーのブラ姿のサービスシーンがあり男性ファンは間違いなく楽しめると思います。
ただ、それ以外の人が見るには微妙だと思いました。
内容は、刺客から逃げる父と子⇒父殺され子供だけ山中を逃げ回る。
刺客は山に火を放ち山火事を起こす。
子供は偶然、アンジェリーナ役の山の消防士に出会い、逃亡を補助してもらう。
アンジェリーナと子供、子供の父親の友人である警官夫妻が殺し屋2人とバトル。
殺し屋と山火事に挟まれて最後は・・という展開で見ていて面白いとは思いました。
ただ、黒幕が誰なのか?とか伏線回収が全く無く、アンジョリーナジョリーが子供を助けて一件落着というお話。
誰に襲われていたのかもわからないで終了!は最後がちょっとテキトー過ぎだと思いました。
黒幕が逮捕されて悔しがるシーン位は作っても良かったのかな?と思いました。
せっかく子供ががんばって証拠をテレビ局に渡したのに、その後が全く見れないのはつまらなかった。
【"スリリング&サスペンスフルなサバイバルアクションムービー。"モンタナのサバイバルスキルが凄すぎる人達が巨悪に屈せずに行った"尊崇な行為"を描いた作品でもある。】
- テイラー・シェリダン監督は何時でも、ハイレベルの作品を届けてくれる。
自然の脅威と、人間の脅威を見事にミックスさせた作品を・・。-
◆感想
・冒頭の「オンリー・ザ・ブレイブ」を容易に想起させる苛烈な森林火災シーン。
- そこでは、森林消防隊員ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)が、風向きを読み間違うという判断ミスにより起きてしまった事が描かれ、彼女自身その事がトラウマになっている。
このシーンを絡めた哀しき想い出に苦しむハンナと巨悪の秘密を亡き父から託されたコナー少年の邂逅が、絶妙である。
ハンナは助けられなかった3人の男の子達とコナー少年をダブらせたのであろう。
今度こそ、私が助けると・・。-
・モンタナで生きるサバイバルスクールを営む保安官のイーサン&妊娠6ヵ月のアリソン夫婦が、殺し屋達(エイダン・ギレン&まさかのニコラス・ホルト・・)と対峙するシーンの数々も、手に汗握る。
- 流石、サバイバルスクールを経営している夫婦(夫を演じるジョン・バーンサルが良い。「ウィンド・リバー」を思い出す。妊娠6ヵ月ながら、果敢に戦うアリソンを演じるメディナ・センゴアも・・)だけあるなあ。友を殺したプロ相手に屈せずに、人間としての”尊厳”を守ろうとする姿が、沁みる。-
・殺し屋により人為的に起こされた森林火災。
そして、火災に乗じてコナー少年を追って来る殺し屋達。
ハラハラドキドキ。
雷までもが逃げるハンナとコナーを苦しめる。
- 自然の脅威と人間の脅威の描き方のマッチング度が、コレマタ「ウィンド・リバー」を彷彿とさせる。(こちらは、炎。彼の作は酷寒の地が舞台であるが。)-
・炎が迫り来る中、ニコラス・ホルト演じる殺し屋と、ハンナの一騎打ち。
そして、コナー少年がハンナに”貴女を信じて良い?”と、森林火災を発見するための櫓の上で交わした誓いを信じ、起こした勇気ある行動。
ー ハンナの渾身の斧攻撃。アンジェリーナ・ジョリーは、ヤッパリ武器を持って戦うが似合うなあ・・。そして、間一髪、二人はクリークに飛び込み・・。ハラハラするなあ・・。ー
□今作では、テイラー・シェリダン監督が敢えて”巨悪”は何であったかを、描かない所も良い。
(観る側の想像を掻き立てる・・。何となく、序盤の会話で想像つくけれどね。)
<テイラー・シェリダン監督は、過酷な自然を背景にした苛烈でスリリングなアクションを描いた作品を数々製作してきたが、今作品も期待を裏切らない出来映えである。
ハンナとコナー少年は、同じ様な悲しき経験をした者として、一緒に新たな生活を始めて欲しいなあ、と思ってしまった作品でもある。>
何者?
鹿撃銃なんてバカにされてましたが、Blaser R93はタクティカル・ライフルの王どす(個人的な意見です)。ブラックウィドウでレイチェル・ワイズが自宅に近付いて来る3人に狙いを定めた、あのクソゴッツい狙撃銃はR93のLSR2で、特殊部隊の最強装備だっりするわけで。要するにR93のベースポテンシャルは無茶高い訳で。見た目はこれ以上ないくらいにシンプルだけど。
このR93と弾丸を持って、お馬さんに跨がるアリソンのカッコ良さが強烈だす。海兵隊上がり?まさかのCIAとか?彼女の活躍は、この映画のメインストリームの一つになってました。
物語りとしては、テイラー・シェリダンらしい盛り上げ方だし、落とし方。ハンナの過去で脚色した、無慈悲な敵役との間に繰り広げられるサバイバルゲームを、山火事が飲み込んで行きます。
女性2人が権力者が派遣した殺し屋から、守るべき誰かを守る話。ハンナはコナーを、アリソンは娘を守り切ったって言う。
メイキングを見ると、あのクリークはセットなんですねぇ。イヤ、これ、結構金掛かってるけど、多分。邦画でも、このレベルのモノって撮れないのかなぁ、ってのが一つ。
また、原作はマイケル・コリータ。来たー!って思ってますが、そろそろ、CJボックスに来て欲しいです。
良かった。結構。
と言うより。
ガチで好みの映画だったわw
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