モンタナの目撃者のレビュー・感想・評価
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人はパンのみに生きるにあらず
人は生き残るために不正義を貫けるのか?
貫いたがために心が死んでしまうこともある。
名誉ある死を選ぶか?
不正義を貫いて生き長らえるのか?
この心の葛藤は拭うことは容易でない。
それにしてもあの2人の殺し屋は間抜け過ぎる。
キャスティングが心臓に悪い
他の映画だと殺し屋やってる人が警官だったから、
「絶対この人裏切る!」とハラハラしてたけど、そういう訳ではなかった。
けど、人相悪いから最後まで寝返りそうで心臓に悪かった。
普段なら良い役の男が殺し屋だし、キャスティングで先入観弄ばれた感じ。
命を狙われてる男の子を偶然助ける事になるのがアンジーなのだけど。
新人研修の後ろで、ビール飲んでウェ〜イ!て騒いだり、
トラックの後ろに乗ってウェ〜イ!てパラシュート遊びしたり(逮捕される)、
こんな人ぜったい信用できないって描かれ方なのに、
「私が一番信頼できる人間YO!」って男の子を説得するシーンはギャグかと思った。
フツーに退屈しないで楽しめたけど、結局男の子はどうなったのだろう???
トラウマいらなくない?
モンタナはどこ?
まず、タイトルのモンタナがどこか、そこからだ。山火事がネタなので、山は間違いない。…(検索中)なるほど、アメリカ西部、ロッキーの山々がそびえる、大自然かー。グレイシャー国立公園、イエローストーン国立公園があるんだ。いいね。行きたいね。
しかし、湿度の高い日本と違って、乾燥しているアメリカ西部は、山火事の規模が大きい。よくニュースになるけど、どれくらいの災害なのか、ピンと来なかった。が、こりゃ戦争の後の焼け野原みたいじゃないか。野生動物もたくさん死んじゃう。煙で大気も汚れる。灰だらけ。被害甚大。
そこに立ち上がる森林消防隊。「ウインド・リバー」では寒くなったが、今作では熱い。メイキング映像を見たら、黄色いライトを使って撮影してたので、実際に火事は起こしてないが、真に迫る映像だった。全力で走る速さで火が追ってくるって、怖すぎる。しかし、火より先に煙が来ないのかな。熱いより息ができない方が先な気がするけど…。
そして殺し屋。最初の方はいい仕事ぶり。だけど、だんだん弱くなっちゃった。ま、人手不足と伏線張ってたし、ブラックな雇い主のせいで疲れが出ちゃったんだね。
アンジェリーナ・ジョリーはスタイル良くて、やっぱ色っぽい。フィン・リトルくん、くるくる巻き毛がかわいい。ジョン・バーンサル、シェリダン作品の常連だけど、今まで見た中で一番いい役だった。この充実した配役で、主役のアンジーさえ食った、アリソン役のメディナ・センゴア! なんじゃこの強さは! アリソン、あなたの前職は何ですか? 軍隊? 工作員? 警察官? 彼女を主役にしてもう一本、映画撮れるっしょ。
シェリダン監督にしては、今回は若干マイルドな印象。ヒリヒリ感がちと薄い。アメリカの暗部を描くのも終わりにして、ヒューマンものへシフトしていくのか。それはそれで楽しみかも。
森林火災もの+暗殺者に追われるという珍しい組み合わせ。
今年114本目(合計178本目)。
過去に森林火災のことでトラウマになった女性と、その女性を狙う暗殺者との対峙がテーマという作品。森林火災自体は日本でも時々起こりますが(消防体制がしっかりしているので、あまり延焼はひどくならない)、海外だと延々1か月燃え続けたりということは普通にあるそうです(国土面積が違うし、消防行政も全然違うので、一概に比較はできない)。
お話の筋自体は、この2つ「それぞれ」はわかりやすいのですが、両方を混ぜてしまったために、どちらも消化不良になってしまって、しかも、後半にいたるとアクションシーンになりますが(いわゆる、撃ち合い)、結局森林火災はどうなったのかとか、暗殺者は何者だったのかとか、謎な部分が残ったまま終わってしまいます(続編前提の作品なんでしょうか?)
このような事情もあり、どう考えても「森林火災を起こさないように火の取り扱いには注意しましょう」という趣旨の映画ではないことは明確な一方、異色な2つを混ぜてストーリーを展開したことはわかるのですが、いかんせん、展開が突飛なまま終わるという問題があり、そこは気になりました。ただ、ストーリーの筋「自体」はわかるので(俗にいう巻き戻し描写などはないので、何の話をしているかわからないという類型はない)、そこまで低評価ではなく、今週(9月3日の週)では本命~対抗には入ってくるのでは…と思います。
※ いつも気にする英文法ミスは少ない一方、この映画、なぜかしら関係代名詞・関係副詞が妙に大好きで(序盤からバンバン飛んでくる)、かなり多く登場します(高校英語程度の文法以上は登場しない)。この関係詞は使い方を誤ると「意味が分からなくなる」類型を生みますが(先行詞が一意に特定できない、係り方が複数解釈可能で二通り以上の解釈が可能等)、そのミスは「まったく」みられず、理解のしやすさも手伝って、余り気になりません(関係代名詞等は乱用すると、時によっては「文法的には正しいが、誰もそんな言い方はしない」という類型もあるが、そういう不自然さはない)。
採点は下記が気になったものの、大きな傷とは言えないので、5.0まで切り上げています。
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(減点0.2) やはり「森林火災」と「暗殺者の存在」は、単独では理解できるのですが、両方同時に出てくると、何を伝えたいのかはっきりせず(いわゆる「何かを伝えたい」という趣旨ではなく、単純に娯楽映画と解することも可能?)、2つ混ぜた結果、さらに、上述した通り(他の方もレビューしている通り)、「どちらも中途半端なまま終わる」ため、「消化不良」という類型は存在するのかな…とは思いました。
ただ、逆にいえば「~・Part2 」があるという趣旨であえて描写しなかった(ただし、Part2の予告編などは一切ない)という解釈も「一応可能」で(それには期待してます)、上記のように「あまり意味はなく、単純に娯楽映画」と解することも可能で、確かに「2つ混ぜて意味が理解しづらい」類型はあるものの、「意味不明なまま終わって???過ぎる」ということも「積極的悪害をもって、ではないので(続編を意識したと解するのも妥当)、この「続編の期待」も兼ねて、フルスコアの0.2減点の扱いにしました。
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普通な人達のサスペンスドラマ。
スリリングでスピーディーなサバイバルサスペンス
大きな物語のプロローグ?
最初のインパクトがデカく、結構酷いことを起こしているのに、その事には触れず、末端で起きる事件を追っていく。それ自体は、ある程度安定予定調和的で、僕には満足。あのラストで終わりなのか、伏線なのかわからないけど、若干のフラストレーションを残しながら、それでも、まぁ面白い、って感じです。
アンジーがカッコいい
話しは解りやすいね。
アンジーが2時間サスペンスの主人公位活躍するよ
森林火災のスペシャリストが暗殺者と炎から子供を守り抜く・・・位の情報で観に行った作品。丁寧に上記の状況に至る経緯を描きつつ、アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公のバックグラウンドが丁寧に描かれていきます。いや丁寧過ぎぃ!
開始45分でようやく火災発生。もう映画の半分終わってます。その後も魅力的なキャラクターが大活躍して「あれ?アンジーいつ活躍するの?」と思っていたら、事件を追っていたら犯人が勝手に自白してくれた二時間ドラマの主人公程度の活躍して終わりました。こっちは火災の知識でプロの殺し屋を翻弄する展開を待っていたのですが・・・。罪のない人もガンガン殺され、この人死ぬ意味あった?っていうのもあり気分悪いわカタルシスも薄いわで消化いや消火不良でした。
迫力ある森林火災のシーンは凄かったけど何もかもが中途半端だった感じ。
そんのものなのかな?
余計なものを削ってスリリングな展開
アンジー見たさでも…⁉️ まったくOK‼️
コナー少年のお父さん、はじめ声だけ聞いている時は、あれ、ケビン・コスナー出てたっけ?と勘違いしてました。違う人だと分かってからもコナーにとっての相棒振りと覚悟の決め方は、コスナーが演じているのと遜色がないほどカッコよくて、我ながら随分早いタイミングでウルっときてました。
さて、私にとってこの映画の一番の見どころは、精神的に弱っているアンジーの繊細(そう)な演技。普通はそれまでのキャリアや男社会でも頼られるようなリーダーシップを持った人物であることを、もう少し長い時間をかけた映像やエピソードで説明的に描くことが多いと思いますが、アンジーの醸し出す雰囲気や同僚との会話だけで、そういうものが違和感なく伝わってきました。
この映画で初めてアンジーを観るという人にとってどう映るのかは分かりませんが、それなりに彼女の出演した映画を観てきた私にとっては、面白かった、という印象よりも、ありがとう、という感謝の気持ちのほうが強く残りました。
一昼夜飲まず食わずのあとの非常食?は相当に不味そうでしたが、あれはアンジーのリュックに入ってたのでしょうか。美味しいものをかなり諦めないとあの細身の体型は維持できないのですね。
この映画で一番説得力のあるシーンはもしかしたら、あそこかもしれません。
ド派手な火事だけど結果はボヤ並み
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