「原作」前科者 night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
原作
原作がとても好きなので、観たいと思って鑑賞。
原作とはテイストも重心も異なる作品でした。
有村架純さんが、マリアであり、哲学者であり、堕天使であり……、ある意味スーパーウーマンで……
それはよしとしても。
小さな違和感(砂浜に寝転がると砂がたくさんつくから、寝転がらないんではない?久しぶりに会ったのに、いきなりため口とか、心電図モニターをしている状態で、ペン先で痛いことしたら頻脈になるので、普通は看護婦さんが部屋にとんでくるとか(詰所にも普通は電波がとんでいるので)、点滴の場面では空気が入っていたし、ラストの病室のシーン、普通はあんなに長く話せないと思うし……、等々)詳細の違和感が積み重なって、大きな解離になりストーリーに寄り添えなくなった。原作の浮遊感、何も解決できない感、を期待してました。
『ひょっこ』の二人も、森田さんも素敵なだけに。
ラスト近くにやっと江ノ島が出てきてほっとした。
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