ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3のレビュー・感想・評価
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本当にこれで最後なのだろうか?
【この作品レビューは、ネタバレを避けつつあらすじに触れています。鑑賞予定のある方で気になる方は、鑑賞後にお読みください。】
アベンジャーズの一員として世界を救った《ガーディアンズ》の第3作目にして、最後にして最大のお祭り騒ぎを標榜する作品。本当にこれで最後なのだろうか?
物語は、サノスとの戦いで最愛の恋人ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)を失ったショックから立ち直れないガーディアンズのリーダーであるピーター・クイル(クリス・プラット)は、本拠地にしている人口の惑星「ノーウェア」で酒浸りの毎日を送っていました。そこへソヴリン人の女王アイーシャの息子であるアダム・ウォーロック(ウィル・ポールター)が、「ノーウェア」を襲撃させて、大暴れします。ガーディアンズの面々も抗戦するものの、歯が立たず、アライグマのロケット(声・ブラッドリー・クーパー)は深手を負ってしまうのです。
ロケットには、外部から身体に干渉しようとするとロケット自身を殺してしまう機能が備えられていました。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、そのロックを解除するためのコードを手にいれるため、ロケットを遺伝子操作によって生み出したハイ・エボリューショナリー(チュクウディ・イウジ)が本拠としていているカウンター・アース(地球をコピーしたようなそっくりな星)へと乗り込んでいったのです。
ハイ・エボリューショナリーは、銀河を完璧な世界に作り変えようとし、全ての生物を強制的に進化させて「特別な種族」にしようとする神の真似事をしている科学者でした。 アライグマだったロケットは幼い頃に改造を受けて天才的な頭脳を得たのですが、ハイ・エボリューショナリーは脱走したロケットの頭脳だけを取り戻そうとアダム・ウォーロックを送り込んだのでした。
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ピーター・クイルはガーディアンズを率いて、チームが解散するかもしれない危険な任務に挑むこととなります。
本作は、ロケットの物語になることは予告されていました。予告通り、ロケットの誕生の過去が明かされることと、ロケットの命を救うための闘いが交差していく展開となりました。意外にもロケット本人は劇中のほとんどの時間を意識不明の状態で過ごすことになるのです。これまでやさぐれキャラとして、感動シーンとはほど遠い存在でしたが、本作では彼の意外な側面が描かれて、凄くエモーショナルなシーンたっぷりの仕上がりとなりました。
先ずはロケットが不在という状況の中で、普段対立しがちなメンバー同志が、ロケットを救いたい一心で、ぶつかり合いながらも珍しく一致団結して闘うところ。メンバー同志の絆の強さを感じさせてくれました。
特にピーターのロケットの蘇生を試みる熱い思い、「死なせない」と心臓マッサージを諦めない姿は涙なしで見ることはできませんでした。
ロケットの復活を願ってネビュラ(カレン・ギラン)が涙を流すシーンも非常に感動的でした。何しろ彼女はサノスの指パッチンで消えた後の5年間、ロケットと共に時間を過ごしていたのです。既に一度義姉であるガモーラを失っているネビュラは、心の中ではロケットのことが心配で仕方がなかったのでしょう。
死の境を彷徨っているロケットは、イタチでロケットの恋人だったライラ(声・リンダ・カーデリーニ)、セイウチのティーフ、ウサギのフロアと再会を果たすシーンも感動的でした。4人は全てハイ・エボリューショナリーが生み出したもので、ロケット以外の3人は用済みとなり廃棄されてしまったのです。
劇中ロケットが叫ぶ、「俺は作られるように頼んだわけじゃない! 引き裂かれたり、何度も元に戻したりして、小さなモンスターになるように頼んだわけでもない。」の台詞には、ロケットの哀愁たっぷりで、グッときました。
死を受け入れようとするロケットに、「まだなすべきことがある」と説得するライラ。 彼女は、「生まれてきたこと自体は頼んでもないわけだけで、不本意な出来事だったかもしれなかったかもしけないけど、それは皆同じこと。だからこそ何のために生きればいいのか分からない者を導いてあげる存在が必要なのよ。」と告げて、その役割を担うのがロケットなのだと諭すのでした。
そしてハイ・エボリューショナリーの基地で、脱出しようとしたロケットが思わず、多くの動物たちが閉じ込められていた檻の前で足を止めてしまうシーンは、彼の過去に追わされた心の痛みから滲み溢れる優しさをたっぷり感じさせるものとなりました。
ロケットが思わず足を止めたのは、アライグマの赤ちゃんが多数監禁されている檻の前。ロケットは食い入るように赤ちゃんたちを見つめ、過去の自分と重ねて、涙するのですあのやさぐれキャラとは、全く別人のようなロケットでした。
実はロケットは、アライグマを知らなかったことから、自分は「アライグマじゃない」と否定してきたのです。赤ちゃんたちのケージに、「北米のアライグマ」という表記があったことから、ロボットも初めて自分がアライグマという種であったのだということを認識するわけです。赤ちゃんにロケットが手を差し伸べるシーンは、一段と感動的でした。
さて、ドラマは、ピーターが地球に久々に帰省し、疎遠にしていた祖父と再会します。激戦が続いた物語の終わりにしては、凄く穏やかな終わり方でした。ちなみにクイルの実家はミズーリ州に設定されています。ここはジェームズ・ガン監督の出身地でもあるのです。監督は、シリーズを止めて、一休みしたかったのかもしれません。
そしてガーディアンズは、去って行くメンバーだけでなく新メンバーが加入し、新たな体制に。何がこれで終わりなのか。「ガーディアンズは戻ってくる」とはいわないものの、やる気満々じぁありませんかねぇ~!きっとアベンジャーシリーズが再起動してピンチに陥ったとき、「スター・ロード」として彼らは帰ってくることでしょう。
期待を裏切らない!!面白かった頃のMCU!
過去二作とも面白かったのですが、今回もとても面白く楽しい映画でした。
ロケットの生い立ち、新ガモーラとクイールの関係がメインで進行する中で、いつも通り笑えるシーンもあり感動するシーンもありで、やはりガーディアンズは最高です!
MCUがエンドゲーム後、ドラマ展開や映画自体が面白くなくなってる印象がありましたが(スパイダーマンを除く)、今回のガーディアンズオブギャラクシーでエンドゲーム以前のMCUを久しぶりに観れた気分です!
ただ今回の映画もそこまで影響は無いレベルですが、ドラマを観た方がより楽しめると思います。
スター・ロードも帰ってくるみたいですし、
新生ガーディアンズの今後が楽しみです!
いつもより重めガーディアンズ
面白かったけど、面白かったけど、、、
今回のテーマはちょっと重くていつものお気軽ガーディアンズが無理があった。
いきなりロケットが死にかけ、、、動物実験テーマ重いいぃ。
後、グロい感じけっこう多かった。
それと、マーベルとして続けないといけないから仕方ないんやけどこのメンバーでのチーム解散やし、最後は終わりに来てる感が切なかった😭
ロケット好きのレビュー
テンポ、ギャグ、アクションのバランスが秀逸だったと感じます。上映時間が2時間半ありましたが、たるんだシーンが1秒もありませんでした。
個人的に好きだったのはキャラクターへの解像度が高いなぁと感じる部分が多かった所ですね。キャラクターの長所短所の両面性が、短いシーンにねじ込める腕は流石だなと思いました。
細かい部分になりますが、ロケットが回復したことを知ったネビュラが心底安心したように息を吐いたシーンには、指パッチン後の2人の5年間を感じられて嬉しかったです。
終盤、半壊状態の船で逃げるなら今という場面、捕らえられた子供の存在を知り助けに向かうロケットに対し、仲間達が何も聞かずについて行くシーンはグッときました。今作では一貫してロケットの過去は本人の口から仲間に語られず、視聴者だけが追体験出来るようにした良さがこの一瞬に詰め込まれていたと思います。
そしてチームの共闘シーン、もう言葉に出来ません。最高。文句無し。
結末に関して。正直解散は見たくなかったと、観る前は思っていましたが、作中の時間をガーディアンズと共有した後だと「ずっと一緒にいることだけが家族の形じゃないよね」と納得しました。少し寂しいですが、各々が欲のまま動くのは今まで通りな気がして、良い結末だったと思います。
もう少し求めてもいいなら、またクイルとガモーラの関係が戻るといいなぁなんて思ってしまいました。ありのままの過去ガモーラを受け止めるクイルに否定的な気持ちがある訳ではないんですが、IWで悔しい気持ちがあった分MCUファンとして心残りがあります。
あとは、ヴィランが死に役だったかなぁと感じました。gotgファンへのサービスシーンが多い分敵役の魅力を増す時間が足りない気がしました。
ですが、ここもここも!とか言い出したらもう三部作作らないといけなくなっちゃうと思うので、その取捨選択を加味して最終作として最高の作品だったと思います。
最後に。私はMCUキャラの中でロケットが一番好きでした。
主人公クイルの横にいる凶暴な脇役として愛していた分、メインキャラとして扱われる彼を自分自身が受け入れられるか不安でした。
が!前述の通り、今までと同じロケットが描かれていてジェームズ・ガン監督にはロケットファンとして本当に感謝したい。
見た目こそアライグマだが、心は人間らしく人間臭い、そんなロケットが大好きです。これで解散か?と寂しそうにしていたロケットには意外と保守的で寂しがり屋な所がしっかり現れていたと思います。
イキイキと銃をぶっぱなすロケットのあの顔をまた見せてくれてありがとう。本当に今まで見てきて良かった。
最終作をいい気持ちで見終われるか不安でしたが、ロケットファンとして満点です。ありがとう。ガーディアンズよ永遠に。
クソガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
今作はロケットの物語であったが、メンバー全員が各々の過去に決着をつけており、最後を飾るにふさわしいストーリーでした。
しかしあのエンドロールはあかん、泣いてしまうわ。
ニュー・ワールド
金色のクソガキに襲われて瀕死のロケットを助ける為にGOGが戦う話。
瀕死のロケットに医療パックを使ったら、心臓にキル・スイッチが!となり、解除すべくロケットに知能を授ける手術を施したオルゴ・コープなる有機物で作られた物体へ乗り込むストーリー。
ロケットの過去についてのストーリーを頻繁に挟み、現在のストーリーと行ったり来たりしながら展開していくけれど、過去の話しはけっこう長いししっとりだし、小分けにしたのは大正解ですね。
冒頭から派手な戦闘をみせてくれるし相変わらずのコミカルなやり取りにノリノリの音楽満載。
終盤、泣いたり浸ったりする様なところでもないのに、なんでそんなところでしっとり目のテンポを崩す演出?というのはやっぱりあったしちょい長かったけれど、GOGは面白かった。
ところで、パトリック・スウェイジはどういうこと?似てるとも言えないし…。
これぞ僕らの好きなガーディアンズ
一癖も二癖もあるキャラクター達が歪み合い、罵り合い、欠点をさらけ出し、それでも各々の長所をリスペクトして助け合う。
これぞガーディアンズオブギャラクシー!という映画でした。
本作は特に「ありのまま」がテーマ。
「ありのまま」を認められず完璧を求めるハイ・エボリューショナリー。
かつてのガモーラを投影して「ありのまま」の今のガモーラを見れないクイル。
「ありのまま」がぶつかり合って喧嘩が絶えないガーディアンズ。
しかしそんな「ありのまま」でいられる場所こそかけがえのない彼らの居場所です。
時に野蛮に卑劣に戦うガーディアンズですが、本作での彼らの戦う動機は常に「誰かを助けること」でした。
ロケットの命を救うため、船に入ったクイルとグルートを助けるため、実験体となった子供達や動物達を助けるため。
vol.1、vol.2から繋がる銀河一最高のチームの集大成を見せてもらいました。
スペシャルサンクスの先頭が我々だったのにはグッときました
シリーズ完結作としては大満足。
ストーリーにやや陳腐さを感じましたが、随所に散りばめられたユーモアがそれを補ってくれてたと思います。
ロケットには最後にもう少し活躍して欲しかったかな。
あれ? ケヴィン・ベーコンはいじらないの?
と思ってたら、ちゃんとありましたね。
ありのまま、あるがままの自分を生きよう…アライグマやんけ!
マーベル作品はメッセージ性が色濃く、焦点を絞っているが、今回はありのままの自分を隠す仮面、あるがままに生きる者達を実験台にして搾取する世界を批判的に描いていた。
そしてそれに立ち向かう者、受け入れる者、一歩を踏み出す者、自由を手に入れた者等々……。
誰の物でもなく誰のためでもなく、自分の使命・目指す方向に生きる。
生きる者達全ての力強さとどんな自分でも受け入れてくれる仲間の存在、泣いて笑って怒って、軽快に生きていく。
大好きなガーディアンズが詰まっていた…!!
これは映画館で是非に!!!!
これぞ
IMAX3Dでの視聴
ストーリー自体はロケット主体のお話
でもいつも通り笑いあり涙ありそしてハチャメチャバトルといった感じの最高のガーディアンズ
期待を裏切らない素晴らしい出来だった
アライグマと呼ぶな!!
実験の踏み台とされていたロケットが
仲間を護るために立ち上がる!
ジェームズ・ガン監督の描き方が色濃く出たストーリーでした。
ロケットとその仲間たちがオリに入れられて脱出劇があり、初めて優しさを垣間見ることが出来ました。ピーターやガーディアンズの仲間たちが如何にして鍵を手に入れて、敵に立ち向うか、アクションが見どころの作品でした。
銀河のガーディアンズオブギャラクシー!
仲間のカワウソ、宇宙犬のコスモも個性的な
キャラクターで可愛かったです♥
やっぱりロケット大好きだなぁ
ガーディアンズの愛おしさの全てが詰まってた。
粋な演出が多すぎて後半涙が止まらなかった。
ずっと泣いてた。
全員にしっかりとした見せ場があって素晴らしかったのと共にあぁ、これで最後なのかと思ったらすごく悲しかった。
今回は特に音楽が印象的に多用されてて映像として見てて楽しかった。どの曲も頭にこべりつくけど特に全員揃っての "No Sleep Till Brooklyn" バックに長回しアクションはたまんねぇなあそこ。
ラストバトルもロケットの名乗りからの全員でトドメなのもガーディアンズらしくて良い。個々としての力は弱いけどチームになると銀河をも守れる強さになるのはvol.1から変わらないの大好きすぎる。
インフィニティウォーで取り残されたロケット×ネビュラが他のメンバーより5年も一緒にいる時間が多いからより自然な連携取れてたり、ネビュラがロケット助かったの聞いて泣いちゃったりと絆が強く描かれてたの細かすぎて好き。
ライラとの再会は何度見ても泣いてしまう。
ヨンドゥが頭でなく心を使えと言ってくれるとこも泣いてまう。
ガーディアンズが良いチームすぎて泣いてしまう。
ガーディアンズ解散の時、グルートが「I am Groot」以外で(一回だけWe are Grootがあるが)初めて話した言葉「I love you guys」。これがいつも通り「I am Groot」と言ってるものの、我々観客らがガーディアンズ達との長い付き合いで彼らと同じくグルートの言葉を理解できるようになった演出であると聴いて鳥肌が止まらない、、粋すぎないですか????ジェームズガン???天才???
ロケットがついに歌を口ずさんで、最後にはみんなと共に踊り出し、新生ガーディアンズには「Come And Get Your Love」をお気にの曲として紹介する等、やっと自分の殻を破った姿に感動した。
ありのままの姿を受け入れる強さと素晴らしさを教えてくれた。最近のポリコレ意識しました映画よりよっぽどポリコレメッセージ性が強いと思う。
あとエンドロール最後の全員が肩並べて座ってる写真欲しすぎるので公式グッズお願いします。
これほどまでにない素晴らしい終わり方をしたと思います。ガーディアンズありがとう、、。
クソデカ感情で「オレたちはグルート」
ガーディアンズ最終作を鑑賞。
個性溢れるキャラクター達が全ての魅力を出しきった今作。
また一つの宇宙を救い、それぞれの居場所へと宇宙船を漕ぎ出した彼らに、しばしのお別れを。
それはそれとしてネビュラって可愛かったんだな。今作で1番のヒロインだったかも笑
あとグルート七変化が最高でした。
以下鑑賞ポイント
・ガーディアンズ仕様のmarvel studioロゴ
・ホリデースペシャルからノーウェアで暮らす人々
・左腕をナノテクにしたネビュラ
・首だけでも動けるグルート
・ラヴェジャーズ幹部再び
・過去ガモーラはEG後ラヴェジャーズに加入
・ナッツくれないドラックス
・黄色は赤 緑は黒 青は共有回線
・ネビュラもありなクイル
・アライグマ、セイウチ、ウサギ、カワウソ
・ザンダーの商人おじさん生きてた
・ビースターズな偽アース
・グルート怪獣モード
・グルート七丁拳銃
・グルート飛行モード
・「まだやる事がある」
・猿真似が上手いドラックス父さん
・アビリスク×3
・チームが集結したらゆっくり歩こう
・グルート 木遁 挿し木の術
・子供も動物も助け出す
・フルボッコガーディアンズ
・クイルを助けるために枝を伸ばすグルートが泣ける
・一時解散ガーディアンズ
・踊るネビュラ
・祖父と孫の再会
・「合図」で走る新生ガーディアンズ
・スターロードは帰ってくる
MCU史上最高傑作!!💫 ありがとう、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー!!!😭
アメコミヒーロー映画「MCU」シリーズの第32作にして、落ちこぼれヒーローチームの活躍を描く『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの第3作。
重傷を負ったロケットを救うため、ガーディアンズの面々は彼の創造主ハイ・エヴォリューショナリーに戦いを挑む…。
監督/脚本はジェームズ・ガン。
○キャスト
ピーター・クイル/スター・ロード…クリス・プラット。
ガモーラ…ゾーイ・サルダナ。
ネビュラ…カレン・ギラン。
ロケット(声)…ブラッドリー・クーパー。
グルート(声)…ヴィン・ディーゼル。
アイーシャ…エリザベス・デビッキ。
スタカー・オゴルド…シルベスター・スタローン。
製作はケヴィン・ファイギ。
ついに…。ついにこの時が来てしまったっ!!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、堂々の完結っ!!
もうこの公開日が待ち遠しくて待ち遠しくて…。公開当日の朝イチで鑑賞してまいりました〜😆✨
これは一言で言い切ってしまいたい。
…MCU史上最高傑作っ!!!!👍💥
期待しつつも、流石にあの大名作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー1』は超えてこないだろ〜、とか思っていたんだけど、いやまさか越えてくるとは…。すごいぞガンちゃん🎶
色々あったマーベルと袂を分かち、ライバル企業DCフィルムズのCEOへと就任したジェームズ・ガン。そんな彼の最後の置き土産がこの映画。
「MCUなんてどうせもうオレには関係ねぇし〜〜。最後にみんなが困惑するような、メチャクチャなもん作ったろ…😏」という姿勢が透けて見えるかのような、とにかくメーターの振り切れたとんでもない作品になっちゃってます!
本作は喋るアライグマ、ロケット・ラクーンをキーパーソンに据え、医学/科学の進歩の為に行われる動物実験の是非について、観客に考えさせる内容となっています。
そのため、これまでのMCUシリーズではあり得なかったほど、本作にはダーク&グロが詰まっている。マジで小学生が観たらトラウマになるレベルでキツい。
露悪的な描写の多さはジェームズ・ガン作品の特徴だが、何より今回は残酷な動物虐待シーンが連続して描かれるので、動物好きの自分としては正直目を伏せたくなるようなキツい場面が多々あった…。
しかし、動物実験や動物虐待へのアンチテーゼが本作に込められたメッセージである以上、ここを生半可な気持ちで描く訳にはいかなかったのだろう。
もちろん真っ当な娯楽作品なんだけど、今回はそれ以上に、観客へ思考することを促すポリティカルな映画であったように思います。
ルックはグロくて混沌としているが、その内実はロケットへの愛に溢れたとっても優しい映画。ロケットを想うガーディアンズの仲間達の心根に、何度泣かされたかわかりません🥲
ガーディアンズのメンバーで言えば、ガモーラの描き方も今回は素晴らしかったように思う。
『インフィニティ・ウォー』で命を落としたガモーラ。しかし、『エンドゲーム』において別の時間軸の彼女がサノスと戦うためにこのバースへと参上。そのまま今に至ります。そのため、本作の彼女はピーターたちガーディアンズとは面識がない訳ですね。
『エンドゲーム』でのガモーラの復活劇を、正直自分は受け入れられなかった。だって別のバースのガモーラとこのバースのガモーラは別人じゃん!
それを同一人物として考えちゃったら、死の意味がとても軽くなってしまう。極端な話、今回だってロケットが死んじゃったとしても別バースから連れてくれば万事解決っ♪みたいなことになりかねない。
なんでもありになってしまいがちなマルチバースの世界。多分ガン監督もこの状況に疑問を抱いていたのだろう。今回のガモーラは、これまでピーターたちと付き合ってきた彼女とは全く別の人間として描かれている。
ピーターの気持ちを理解しつつもそれにNOを突きつけ、自らの意思で自分の居場所を決定した彼女の凛々しい姿は、マルチバースという設定に振り回され、「物語の都合」というただそれだけの理由で殺されたり生き返されたりを繰り返すという、雑にキャラクターを扱うことへの反抗のようでもあり、なんだか胸がすくような気持ちになった。
ピーターの失恋は残念に思うが、この2人ならいつかきっと…。そんな爽やかな思いを起こさせてくれる、美しい別れの場面でありました😊
MCUに限らず、アメコミ映画の問題の一つはヴィランの影の薄さにあると思う。
一部の作品を除いては、紋切型のようなつまらない悪役しかいない。これはアメコミ映画はファミリーで楽しめるものでなくてはならないという暗黙の了解があり、その為子供が拒否反応を起こすような非道なヴィランを登場させることは出来ないという因習によるものなのだろう。
しかし、今回ガン監督はこのリミッターを完全に排除。
メインヴィランであるハイ・エヴォリューショナリーを史上最悪最低のクソゲス野郎として描き切った💢
自らのエゴの為には動物を切り刻むことも惑星を破壊することも厭わない、自分が『悪』だと気づいていない、もっともドス黒い『悪』。
こいつのことを好意的に捉える観客は1人もいないだろう。みんな腑が煮えくりかえったはず。これはつまり、悪役としては100点満点ということ。「こいつだけは絶対に許しちゃおけねえ!やっちまえガーディアンズ😡」と全観客に思わせるような、ヒーロー映画としては最高のシチュエーションを用意することに成功していたと言ってよいでしょう。
しかし!この映画の真に素晴らしいところは、これだけの邪悪を登場させておきながら、こいつとの対決ではなく人命救助/動物のレスキューをクライマックスに据えたというところ!!
『スパイダーマン2』や『ザ・バットマン』を鑑賞した時にも思ったが、スーパーヒーローの本懐とは巨大な悪を倒すことではない。窮地に陥った生命を救い出すところにあるのだと思う。
ヒーローがカッコよく悪党を退治する姿はもちろんカッコ良いのだが、それ以上に自分の心を震わせるのは、泥臭くても必死になって救助活動をしている姿。
それをクライマックスに持ってくるのだから、ジェームズ・ガン監督は本当にスーパーヒーローのことをよくわかってる。この救出劇を見られただけでも、この映画を鑑賞して良かったと心の底から思う。
今回のもう1人のヴィラン、アダム・ウォーロック。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のエンドクレジットシーンで言及されていた彼が、ついに本編に堂々の参入を果たした。
超人的なパワーを持ち、映画の冒頭からガーディアンズを圧倒するも、早々に撃退されてしまうこのキャラクターについて、初めのうちは「こいつ登場させた意味あったのか?」と疑問に思っていたのだが、その憎めない性格によってこの映画のトーンを明るくしてくれた。
何より、「倒した宿敵が味方になる」という少年ジャンプ的な王道メソッドをMCUで観れたのが嬉しい♪
最後の最後、宇宙に漂うピーターを「頼む!アダムよ彼を助けてくれ…」という願いを込めながら眺めていたので、いざ彼が本当にピーターを助けてくれた時は、そりゃもうガッツポーズですよっ!✊
ここは本当に熱かった!しかも助けだす構図がミケランジェロの有名なフレスコ画「アダムの創造」をなぞっているというのがニクい✨ここでスーパーヒーロー・アダムが誕生したっつー訳っすね。くー!最高ーーっ!!
オープニングがレディオヘッドの「クリープ」だったし、金ピカのエリザベス・デビッキは綺麗だったし、メンバー全員が活躍する長回しのアクションシーンは最高だったし…。もういくら語っても語り尽くせない最高のヒーロー映画‼︎
しかも「あぁ…あの曲が流れたら最高なんだけどな」という観客の心を見透かしたかのように、最高のセリフとともに最高のタイミングで流れる「カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ」❤️これだよこれ!!!!
ガン監督、あんた観客の観たいもの理解しすぎだよーー!!本当、痒いところに手が届きますなぁ〜♪
とにかく絶賛しまくってますが、バランスを取る為にもちょっと気になった点を書き連ねてみます。
この映画、MCU史上最高にダークな物語なのですが、そこはもちろんガンちゃんの監督作品なのでコメディ要素もたっぷり。ギャグの量もMCU史上最高クラスかも。
実はそこが個人的に気になる。ロケットが死の淵に瀕しているというのに、ギャグシーン挟んどる場合かっ!?とか思っちゃった。声に出して笑っちゃうシーンも多かったんだけど、なんかシリアスとコメディのバランスが悪いような気はしてしまったかな。
また、そのコメディシーンも「物語のためのコメディ」というよりは「コメディのためのコメディ」になってしまっているような気がしてどうにも違和感があった。ギャグをやり始めると物語の進行が止まってしまうため、なんだか作劇にスムーズさが欠けているような気がする。
次に挙げるのはシルベスター・スタローンの扱い。
スライのファンである自分にとって、スタローン演じるスタカーの再登場は非常に嬉しい。…嬉しいんだけれども、今回は前回にも増して登場する意味がわからなかった。今回こそは、弓矢とか機関銃をぶっ放して無双するスタカーの姿が見れると思ったのに…。これっぽっちのゲスト出演だったら、ぶっちゃけ登場しなくても良かったような気がする🌀
あともう一点、これはすごく細かいところなんだけど、ロケットがハイ・エヴォリューショナリーにトドメを刺さなかったシーンについて。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだからだ」つって怒りをおさめるというのは良いと思ったんだけど、爆発する建物に置き去りにするんだったら、それは自らの手でトドメを刺すのとなんらかわらんのではないかね?
これ『バットマン・ビギンズ』でも全く同じようなシーンがあったんだけど、その時もめっちゃ思ったわそういや。
トドメを刺さないと決めたのであれば、ソイツの命も救えよ、と。救った上でソヴリン人に引き渡すとか、なんかそういう配慮がもう一手欲しかった。
それとこれはMCUという広大なシリーズの流れに組み込まれているからこそ、どうしても思ってしまうことなんだけれど、神レベルのヤバいやつと喧嘩するんだからさ、マイティ・ソーに援軍を頼んだら?ちょっと前まで一緒に行動してましたよね?…いやこんなこと言うのは野暮だというのはわかってるんだけども、やっぱり気になっちゃうんだよ〜😵💫
今回でマーベルを離れるガン監督。自分の作ったファミリーをケヴィン・ファイギに好き勝手に扱われるのを嫌ってのことなのか、最後の最後でチームを解散させます。
ここが少々唐突だった、というのもまた否めない事実だったと思う。ものすごく急拵えでこの展開を作った感があった。この唐突さも、本作がMCUシリーズの一つであることの弊害なのかな、と感じます。
とまぁチビチビと問題点を列挙してきたけど、2014年の登場以来、約10年に渡り世界に笑いと希望を振り撒いてくれたガーディアンズ。その結末として、本作は完璧だった✨
宇宙の平和を守ってくれて、ありがとうガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー!!きっとまたいつか会おう!👋
そして、こんな素晴らしいシリーズを生み出してくれてありがとうジェームズ・ガン監督!!DCでの活躍も応援します!👍
泣いて笑ってまた泣いて…。本当に完璧なクライマックス。
「スター・ロードは帰ってくる」というテロップが最後に流れたが、ぶっちゃけこれ以上のものは作れないと思うので、ここでピーターは引退で良いと思う。
というか、これがMCU全体の最終回でも良いんじゃね?もうこれ以上は無理っしょ。
最後の最後にジェームズ・ガンが荒らしまくったMCU。このあとに続く監督たちは本当に大変だなぁ、と思いました😅
楽しい寂しい
はぁ、、、最高でした、、
今回も選曲がツボで、OP曲からエモすぎます。
ロケットの過去は涙なくして見られません。
マスクがびちょびちょに。。
泣いたり笑ったり感情が忙しかったです笑
本当にこのチームが大好きなので、
もう見れないと思うと寂しすぎます。
GotG感想
ピーターを守るために戦うガーディアンズたちの姿に感動しました!
結果的には悲しい別れをするメンバーや、それぞれの道を進むことを決めるメンバーがいて、バラバラになってしまいますが、彼らのことを思うとその決断も必要だったと思いました。
タヌキに木、マッチョ、虫、アホ、弟、犬、緑、青という異色メンバーでしたが、最後を映画館で見守ることが出来て良かったです!
また、ストーリーも非常に良くできていて面白かったです!
過去や1作目と2作目を踏まえた内容であり、3作目としてうまくまとめられていました。
ガーディアンズといえばという音楽の選曲も今までで一番ノリのいい曲揃いで耳も楽しかったです!
最高でした
泣いて笑ってあっという間の上映時間でした。
好きすぎるキャラ達、ガン監督のセンス、痩せてるクリプラ…どれも最高です。
コレで終わって欲しくない!と奥歯ギリギリして鑑賞後のアレ!出たぁ!お決まりーー!
個人的にはエンドロールがエモかったです。
完成披露試写会のご招待ホントに感謝です。
これぞガーディアンズ!
泣いて笑って、あっという間!
最近のMCUは暗くなりがちで心配でしたが、そんなことも杞憂でした。
これぞガーディアンズという映画で、1,2が好きな人は絶対に見て欲しいです。
伝説のスターロードが返ってくるのが1番嬉しい!
セカンドチャンス!
試写会にて鑑賞しました。
エンドゲーム後のMCU作品としては独立性が高く、かつ「ガーディアンズらしさ」はそのままの作品でした。
また、セカンドチャンスをテーマとしている点ではスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームと近いと感じました。
善悪二元論ではなく「誰だってやり直せるんだ」というメッセージを感じました。
全103件中、81~100件目を表示