「穴がいくつあるか思わず数えてしまった・・・」アントマン&ワスプ クアントマニア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
穴がいくつあるか思わず数えてしまった・・・
原子よりも小さい世界。序盤で『ミクロの決死圏』みたいな背景を抜けて、多分さらに小さくなったスコットたち。成長したキャシー(1,2とは違う女優キャスリン・ニュートン)もヴァン・ダイン一家に馴染んでいるようで、実母やその恋人警官はどうなったんだろう?などと考えているうちに、不思議な宇宙空間に迷い込んでしまい、理解不能になった。ていうか、もうミクロってのは死語だね・・・などと頭は混乱を極める。
量子って何?
競馬騎手・武豊と結婚した元アイドルでしょ?
違います!
しかし、量子世界を追求するってよりは、むしろマルチバースが影の主役級背景で描かれていた。しかもカーンは時間を作ることも出来るとか・・・いやはや、時空が自在に操れたらもやは敵なし!唯一、アベンジャー側にとって助かるのは並行世界のカーンたちによって追放されたというわけのわからない設定だ。
それにしてもミシェル・ファイファーって歳取らないなぁ。さすがにマイケル・ダグラスもビル・マーレイも年相応の雰囲気だったけど。やっぱり30年間行方不明の上にサノスによって5年間消されていたのだから、若くしなきゃダメなのか。
ストーリーそのものは魅力を感じるものじゃなかったし、宇宙人ぽいキャラの種類がむちゃくちゃ多くて(スターウォーズ以上)混乱。お笑いキャラのマイケル・ペーニャがいないことも眠気を誘う原因だったろうか。終盤の革命だとか、アリの大群のシーンは好きだったから全体的にはOK。そして印象的な台詞が「革命戦士が敵から見ればテロリストになる」というところでしょうか。
あと印象に残った背景がワームホール。時空を超えるためには重要な穴なのだろうけど、ワーム(昆虫)としてそのままアリを運んでくるというのも洒落た使い方。「穴はいくつある?」という質問もここに引っ掛けたのだろうか・・・穴に関しては奥が深かったりする。
kossyさん、コメントありがとうございます♪
「量子世界のカーンはカーン一族の中でも最弱…」みたいな、少年漫画的展開なのは何となく分かりましたが、果たして同じ顔したおっさんが沢山出てくるというのは、映画的に面白くなるのか結構疑問です😅
マルチバースは何でも有り過ぎて、正直もう着いて行けません🌀