「ノリの軽さは相変わらず」アントマン&ワスプ クアントマニア ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
ノリの軽さは相変わらず
今作からMCUもフェーズ5へ突入。
その皮切りとなる作品としては、分かりやすいと思う。
作品としてのアントマンは、過去2作とも基本的に人間を相手に戦ってきたが、本作ではついに本領発揮とでも言うべき、量子世界そのものが舞台となり、ファンタジックな量子世界のキャラクター達を堪能できる。
そのため、スコットの相棒ともいうべきマイケル・ペーニャ扮するルイスとその仲間達や、元嫁とその旦那など、愛すべきおバカキャラ達の出番がないのは残念だが、今後のMCUの拡張性を考えれば、これは必然の展開かも知れない。
さて、今作から本格的に登場する征服者カーン。
コミックの世界ではあらゆる作品に登場するが、並行世界の同一人物という世界観から、本作以降のMCUにもヴィランとして各作品で登場し、よりマルチバース化としての度合いを色濃くしていくことが予想される。
そして、スコットの娘キャシーが次世代アントマンとして、どこまで活躍の場を広げていくのかも楽しみのひとつである。
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