「カーン物語の序章に過ぎない」アントマン&ワスプ クアントマニア 小出恭正さんの映画レビュー(感想・評価)
カーン物語の序章に過ぎない
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今まで出てきた量子世界が何だったのかと思うぐらい、今回の量子世界はスケール感と世界観が凄すぎる。
ジャネットが量子世界の事を話したくない理由が何となく分かった気がする。マルチバースじゃなくてもあんな世界が広がっているなら、どんな存在がいても不思議じゃない。量子世界をもっと深く突っ込んで欲しかったけど、今作の主役はカーン。ロキの時に出てきたカーンとは違い、テレキネシスと空間移動使う武闘派。マルチバースを破壊してきたというが、アメリカ・チャベスのように能力でマルチバースを移動できるわけではなく、あくまでも宇宙船を使って移動しているというのが、万能と思っていたイメージと違った。サノスは圧倒的な存在感と全宇宙の人口を半分にする事を目標にしていたが、カーンはあまり強そうには見えないが、宇宙そのものを破壊しようとしているのだから、その存在のヤバさが際立っている。アントマンとワスプがなんとか封印?できたものの、今後予定されているアベンジャーズ2作に今作のカーンが出てくる可能性が非常に高い(無数のカーンかもしれないが)ので、アイアンマンもキャプテンアメリカもいない現アベンジャーズが対抗できるのか、今後のシリーズも含めて、とても楽しみ。
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