劇場公開日 2023年2月17日

「全体的に映像も作品の空気感も暗くて期待はずれ」アントマン&ワスプ クアントマニア Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0全体的に映像も作品の空気感も暗くて期待はずれ

2023年2月19日
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「アントマン&ワスプ」シリーズは安定感のある、底抜けに明るくてユーモア溢れるストーリー展開と魅力的なキャラクター達というのがウリですが、本作は終始ドタバタな演出で若干うるさい、そしてストーリー展開にキレがなくダラダラと流れる印象で面白味に欠け、ちょっと残念でした

舞台のほとんどが量子世界なので映像が暗く、宇宙に似た映像表現とコメディっぽいシーンがけっこうあるため、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに近いノリを感じました

ビル・マーレイさん演じるクライラー卿と彼が統治するアクシアという場所のラウンジ、そこにいろんな風貌の生き物が集う、この一連の流れが「スターウォーズ」シリーズの雲の惑星ベスピンを統治するランド・カルリシアン卿やいろんな惑星の酒場に集う宇宙人達のシーンを想起させる

本作で一番印象的だったのはすごくお姉さんになったキャシーを演じるキャスリン・ニュートンさん、とても綺麗でボディスーツも似合いアクションもできる、そして時折見せるかわいい表情がすごく魅力的な女優さんでした、今後のMUC作品にも出てくるでしょうから活躍に期待です

本作はMCUフェーズ5の第一作目であり、フェーズ5のラストになる2025年に公開予定の「アベンジャーズ 」シリーズ最新作の5作目「アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ」と6作目「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に導く続く重要作とのこと
そこに繋がる新たなキャラクターとして、ジョナサン・メジャースさん演じる、時空を超え、マルチバースを行き来する能力を持つヴィラン"カーン"が登場します

そしてそんな最強ヴィランとどうやって戦うのかが最大の見所ですが、そんな異次元な強さは感じませんでした、これからですかね
そして「アントマン」シリーズだったということをしっかり思い出させてくれるクライマックスが待っています

Jett