「とりあえずの一杯はトロトロで」アントマン&ワスプ クアントマニア snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえずの一杯はトロトロで
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フェーズ5の始まりとしてはいろいろ面白かったのでまぁよかったのではと。
アントマンが大量に分身して、まさにアリのようによじ登っていく様や、アリ軍団が集団で敵を食い殺しに攻める描写等、アリならではの演出が「そうだよなアリなんだからそうやって欲しいよな」と思わせてくれてよかったし、なんと言っても今回は量子世界のビジュアルがどれも最高に素晴らしく、とにかく癒されっぱなしだった。
そんな量子世界に存在している種族達のバラエティにとんだ様々なキャラクターの豊富さも見ていて楽しく、しかしこれは本来スターウォーズがやんないといけない事だよなとも思うくらいだった。
とまぁ部分的にとてもよいシーンがいくつもあったものの、終わってみたらさほど印象に残っていないという不思議な後味だった。
それはおそらく新しいヴィランであるカーンの野望にいたるまでの「動機」がイマイチ分かりずらく、サノスの時のような「お前の言い分もわかるよ〜」的な共感ポイントが薄かったからではないかと思った。
さらにエンドクレジットでのロキの登場に、これはドラマ版「ロキ」を見ておくべきだったかと後から思い知らされた事もあったかもしれない。
案の定、帰宅してからドラマ「ロキ」の最終話を見てみるとそこにはカーンがいるし、まぁ気にしなければ済む話かもだがMCUのちょっと作品多すぎて予習が追っつかない、見たんだけどすっかり忘れてるよ問題は今後加速するかと思われ悩み所だよなと。
フェーズ5始まったけど、どこまでついていけるか、少し不安も感じる一本でもあった。
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