劇場公開日 2023年11月10日

「MCUにしてはコンパクト」マーベルズ Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5MCUにしてはコンパクト

2023年11月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

私は「キャプテンマーベル」「ワンダビジョン」「ミズマーベル」の3作を鑑賞済みですが、内容を忘れているのでついていけるか不安でした。いざ観てみると、マーベルとしては気軽に楽しめる作品になっていました。

全体的に明るいトーンになっており、最近のMCU映画では珍しく1時間45分とコンパクトにまとめられていました。そのため、特に難しく考えることなく観れました。とあるシーンではディズニー特有のミュージカル要素もあり、今までと違ったテイストになっていて面白かったです。予告編で強調されていた3人の入れ替わりシーンは予想以上に多く、ごちゃごちゃして混乱することはありました。それでも、映像的な楽しさがあったので、感覚重視で観る路線もありだと感じました。

長い期間孤独に過ごしてきたキャロルがカマラと出会ったことで、チームとしての友情が芽生える光景に心が温かくなりました(勿論、モニカもね!)。カマラはマーベルズの中では一番若く、イマン・ヴェラーニが頑張って演技していることが伝わってきて好印象を持てました。また、後半ではグースが大きな活躍を見せますが、その場面があまりにもシュール過ぎて笑いが止まりませんでした。

先述した3作を予習した方が話についていきやすくなりますが、所々で3人の簡単な説明が挟まっています。ここから、マーベルを知らない人でも安心して見れる作品になっていると思いました。

気になった点としては、悪役ダー・ベンの存在感が薄かったことです。彼女はサノスのように「人類を半分に減らし、世界のバランスを保つ」という明確な目的を持っておらず、結局強大な力を手に入れて何がしたかったのかを理解しずらかったです。劇中の出番が少なかったことも影響し、キャロルとの因縁関係もあっさりしている印象を受けました。そのため、もう少し彼女の説明を入れてもよかったのではと感じました。

おまけシーンでは衝撃的なキャラが登場し、新たな可能性を予感させる驚きの展開がありました。最近のマーベルは俳優ストライキなどで苦戦していますが、このような不測の事態に負けずに頑張ってほしいです。私も1人のMCUファンとして、これからも応援していきます!

Ken@