ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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期待し過ぎ
予告編から数ヶ月、今年の大本命はこれ!と思い一日千秋の思いだった。
何なら普段は観ない吹き替え版も3Dで観ようかという勢いだった。
だが、その思いは観賞中に急速に萎み、霧散した。
期待し過ぎたかな。
国連での女王の啖呵にはスッキリしたが、なぜアメリカとフランス?
国際社会から途上国と見做されているアフリカからのヒーロー誕生には快哉を叫んだ。
だから、先進国と互角以上に凛として対峙する姿は小気味良い。
だけどそこは少なくとも堕落した常任理事国が全ていなければならない。
特にロシアと中国抜きなのは政治的裏を勘ぐってしまう。
中国資本なの?
結果、本来手を取り合うべき相手との言わば内輪揉め。
全くもって納得いかないし、心からは入り込めない。
それでも、ほぼお約束とは言えブラックパンサーの復活は素直に嬉しい。
今作は言わばプロローグ。
次作からのワカンダの凛とした姿に期待したい。
新たなヒーロー誕生の物語。いかにしてティ・チャラの死を乗り越えるのか。
チャドウィックボーズマンが亡くなり、ブラックパンサーをどうしていくのかは気になっていました。今作ではCGなどでティ・チャラを描くようなことはなく、あくまでティ・チャラは思い出の中だけにあり、偉大な王で守護者であったティ・チャラの死をシュリが受け入れるまでを描きます。
冒頭のティ・チャラのマーベルイントロではボーズマンのイラストが多用され、それだけでも涙がポロリしますが、アフリカらしい明るい葬儀シーンなどが余計に寂しさを演出します。
シュリがあまりに可哀想じゃないかと思うところもありますが、王族に生まれたものとして乗り越えなくてはいけないことなのでしょう。
アクションはありますが満載ではなく、あくまでシュリがティ・チャラの死を受け入れ、新たな指導者になるまでの話です。
ミッドナイトエンジェルやアイアンハートなど新ヒーローもありつつですが、脇役に徹していて邪魔になりません。
ラストシーンでのシュリの涙はロケーションの美しさ以上に美しく、ボーズマンへの花向けになったと思います。
最後のティ・チャラの息子とのシーンですが、王位に関わらないようにと言いつつ自分が王子であることを教えているという点に引っかかってるレビューがあったのですが、あれはキルモンガーのような存在を作り出さないためのティ・チャラの優しさだったと個人的には解釈しました。
以下あらすじ
ティ・チャラが病死し、喪に服すワカンダ。ティ・チャラの母ラモンダが即位しヴィブラニウムを狙う列強諸国から守りながらも、分配をしないために列強からは批判を浴び、世界からの孤立していった。
そんな中、アメリカはヴィブラニウムの探知機を開発し海底にヴィブラニウムを発見するが、正体不明の敵に襲われ多くの命を失う。アメリカを疑う。一方ワカンダには鉄壁の国境警備にも関わらず謎の種族が現れ、ワカンダの存在暴露により自分たちのヴィブラニウムが狙われているとしてワカンダに探知機の開発者を引き渡すように協力するか対立かを迫る。
オコエとシュリは探知機の開発者が黒人の女子学生リリであることを突き止め、ワカンダでの保護を申し出るが同時にFBIがリリの確保に動き、逃走劇に。逃走成功の瞬間に謎の種族の襲撃を受け、リリとシュリが拐われてしまう。
シュリは謎の種族の神であるネイモアが自分たちの海底帝国を守っていく使命があることに共感するが、リリを渡すことはできないと伝える。ネイモアは残念がるが、危害は加えない。
ラモンダはティ・チャラの恋人でスパイのナキア
を頼りシュリの救出を依頼。手段は問わないと伝える。ナキアはシュリの救出に成功するが、シュリの世話をしていた海底種族を殺してしまう。
激怒したネイモアはワカンダを急襲。ラモンダたちは対抗するが力及ばず、ワカンダは大きな被害を受け、ラモンダはリリを救うために死んでしまう。ネイモアは一週間後に地上壊滅のためにワカンダを再度襲うと伝え撤退する。
王となったシュリのはリリの協力を得てハート型のハーブ(ブラックパンサーの力を得る薬草)の再生に成功し、自ら実験台となる。深層意識の中でシュリはラモンダとの再開を期待していたが現れたのはキルモンガーだった。キルモンガーはティ・チャラのように気高く生きるか、自分のように指名をやり遂げるか、とシュリに問いかける。シュリはキルモンガーに戸惑い答えを出せないが、ブラックパンサーの力を得て新たな守護者となる。復讐に燃えるシュリをエムバクは諭すが、シュリは聞き入れない。
ワカンダは空母を引き連れタロカン帝国へ先制攻撃を行うが徐々に劣勢に。シュリはネイモアとタイマンで戦い、辛くも勝利する。とどめを刺そうとした瞬間、ラモンダの声が響きシュリは今成すべきことを再考しネイモアに同盟を投げかけ、対立は終わる。
リリを無事に返したシュリはナキアのいるハイチを訪れる。美しい海岸で喪服を燃やし喪が明ける儀式をし、一定の区切りとしたシュリ。そこにナキアはティ・チャラとの子どもを紹介する。
決めゼリフが英語
ちょくちょく字幕が必要な現地言葉を使うのに、なんで「ワカンダ『フォーエバー』」なのさ。前作からずっと違和感だったよ。
以下つらつらと
チャドウィックが不慮に亡くなったのは悲しいけれど、それに便乗したと云うか、免罪符にしていると云うか…。
作品を叩いちゃいけない雰囲気があって、それだけでマイナス。
不自然なほど黒人と女性しか活躍しない。これがポリコレ配慮ってやつかい。
なのに敵対する海底人は肌が青く交渉の通じない蛮族の様に描かれている。…ポリコレは?
アイアンハートはスタークの後釜を作ろうとするMCUの必死さが伝わってくる。ヴィヴラニウムねえ…アークリアクターで良いよね。
2代目ブラックパンサーは…地味よね。
元々のブラックパンサーも地味だったから仕方ないよね。
キャップにもスパイディにも確実に勝てない。
ホークアイやブラックウィドウでもワンチャン出来そうな塩梅。
多分ミッドナイトエンジェル(笑)の方が強い。
上映時間長すぎ。ほぼ3時間拘束。
エンタメとして優しくない。
総評:エンドロール後の「ブラックパンサーは帰ってくる」
に驚き。マジかよ?なんでさ?いいよ別に。
追記:吹き替えのシュリの声がとんでもなく能天気なので
超必殺技「ワカンダフォーエバー」がヤバイ。
台無し通り越して腹筋崩壊するレベル。
ブラックパンサーも詰まらんかったのを覆してくれるものだと…⁉︎
周りの(せけんの)評判,ネット上の高評価を結構見受けていたので、鑑賞。
マーベルシリーズとか,全然気にしては全く居なかった。 人気が出たアイアンマンに似た演出しても,私にとっては、面白い処を探しても何も面白い❗️とは決して思えなかったのが本音という処…。
絶望と希望
王とは言え、付き合わされる側はたまったもんじゃない。そう叫ばれたらどーなんだろうか。そんな事を思いつつ劇場を後にしました。山猿の王(エムバク)が大好きなのでなんとかかんとか終わりまで。
ティ・チャラ王が持っていた惹き付ける雰囲気は素晴らしかったんだなぁと改めて感じました。
作品はサイコー。吹き替えサイテー
作品は本来なら感動すら覚えるところでは
ありますが、吹き替えで見たのが間違えで主演声優が何もかもぶち壊してくれた🤒演技も声も軽すぎて必死さも感情の震えもなにもない、何も感動できなくしてくれた😠
ワカンダよ永遠に
2020年にチャドウィックボーズマンが亡くなったことを知り、大きな喪失感を抱いたことを今も覚えている。
ブラックパンサーという絶対的ヒーローがどのように受け継がれるのか、どのようなストーリーで彼の死に向き合うのかその答えが本作で明らかになった。
本作はチャドウィックの死を何よりも真摯に受け止め、残された人がどう向き合い、どう生きるかを逃げずにひたすらに丁寧に描くチャドウィックへの徹底したリスペクトが込められていて涙が止まらなかった。
ただチャドウィックの哀悼作品に終わるのでなく、王位の継承、国家間の緊張、未知の脅威というシビアなテーマを織り交ぜ、復讐心と大義のバランスまで表現しており、凄まじかった。
亡くしたことへの悲しみも作中流れていたが観終わった後、確かに前を向ける力強さ、熱い想いがひしひしと伝わる強烈なパワーを持った作品だった。
全員がチャドウィックの想いをしっかりと受け継ぎ、未来へと繋いだこの作品を観てワカンダは永遠に無くならないと確信した。
毎度ながら長い・・・・
嫌な予感はありましたが、やはり当たってしまいました・・・・
まず、毎度の事、長い!長い過ぎます・・・・
正直、お話もどんどんひっぱり過ぎ・・・・
また、チャドウィック・ボーズマンが亡くなって、誰がブラックパンサーになるのか的なお話になりましたが、結局なり手はいても、今回のお話は、主人公無し、ヒーロー無しに等しいお話になりました・・・・
これなら、「バットマン」のように、主人公の俳優さんだけ変えてお話を進めた方が良かった気がするけどね。
マーベルはどうも、ラストまで人を席に座らせたいんだろうね・・・・正直、毎度必要ないと思いますが・・・・
大人も子供も楽しめるヒーロー映画にして欲しいね、毎度思うんだけど・・・・
今回は、お話はシンプルなんですが、お話の流れ方の問題なのか、無駄なシーンが多いような気がするね。
1時間は話を削れば、きっと面白い作品になったと思うけどね。
ひとつ、褒められるのは、他のマーベルヒーローが独りも出てこなかった事、これで、「ブラックパンサー」と言うヒーローモノのお話に集中できる、「スパイダーマン」も、「ドクター・・・」も普通に要らないからね。
話が混雑するだけど・・・・
本当に何時も思う、もっとシンプルに、ノー天気にみたいものだ。
新しいブラックパンサー誕生にふさわしい物語
先代ブラックパンサーことティチャラ王を演じるチャドウィックボーズマンが亡くなり、その妹であるシュリ王女を主人公として描いた本作。予告ではティチャラが亡くなったことでワカンダをねらう新しい敵が攻めてくる風だった。実際はちょっと違ったがおおむねその通りで、海底の国を治めるネイモアが本作の敵。
一国の王であり超人でもあるという点ではブラックパンサーと同じで、しかし長年にわたり治めてきたというい点ではシュリとは全く異なる。一方は見守ってきたがゆえの歴史から国を守る重圧を背負い、もう一方は兄にして偉大な王を失った悲しみと共に国を守る重圧を背負う。覚悟をすでに決めている者と覚悟をこれから決めなければならない者の対比が、この作品に厚みを与えているように思えた。
シュリが戦争を通して王としてブラックパンサーとして立身する。悲しみで始まり、怒り、憎しみに心を燃やし、しかし偉大な先王を想って新しいブラックパンサーとして立ち上がる姿はまさにヒーロー。ネイモアも、敵ながらヒーローとしていい仕事をしていたと思う。
久しぶりに若きヒーローがヒーローになる物語を見て非常に満足。その先達であるオコエやエムバクも今まで通りきっちりかっこいい。新ヒーローであるアイアンハートは…今後に期待といったところだろうか。
ブラックパンサー継承の物語
シュリがブラックパンサーを継承する物語ではなく、
シュリがブラックパンサーを継承するための入口の物語であったと思います。
シュリはギリギリ踏みとどまったけれど、戦いは単なる復讐のためのもので、ヒーローの戦いではなかった印象です。
今後、ブラックパンサーの歴史と精神を引き継ぐかどうか分かりませんが、悩みながら成長していくのだと思っています。
凄い映画でした。
新たな続編への期待
初めはブラックパンサーの主旨が分からずクエスチョン
見ていくうちにだんだんハマってくる映画
見ていくうちにア〜って感じでしたね(^-^)
そして次回のブラックパンサー期待してます。
新たな出発の映画でした。
良い映画でした
食べ物で例えるなら
大手チェーン店のレストランの店長が異動によって変わっても昨日までと変わらない料理を作り食べることが出来ることと、家族経営の定食屋さんの店主が急にいなくなり残った家族が今までと変わらない料理を作り食べることが出来ることでは後者の方が食べていて喜びや愛を感じる。
そんな映画でした。
胸熱!ガールズパワー炸裂!!
ティ・チャラ=チャドマンさん追悼なのは勿論ですが、妹シュリちゃんの成長物語でもあります。とにかく出てくる女子が強い強い。そして、聡明!こんな女子校行ってみたい。それに引き換え男性勢は…頼りになるのはネイモアぐらい。まぁ、男子とか女子とかどうでも良いんだけどね
絶対チャドは喜んでる
2022年劇場鑑賞262本目。
正直シネマティック・ユニバースの中ではブラックパンサーって自分の中では地味枠で(劇中地上最強って言われてたけどソーとかストレンジとかハルクとかやばいの一杯いるし)テンション上がらないシリーズではあります。
でも、アイアンマンでテレンス・ハワードがあっさりドン・チードルに代わったように、役者を代えティ・チャラをそのまま存在させることもできたはずなんです。
でもあえてそれをせず、チャドウィック・ボーズマンの死をそのまま映画のストーリーの一部として作った、この映画自体が彼への想いになっている、あまり例のない映画になっているのがすごいことだと思いました。
いやもう開始5分、いつものマーベルのオープニングだと思ったらあんなの見せられて泣いちゃいましたよ。
内容としてはカーチェイスに槍という今まで見たことないアクションが見られて、まだカーチェイスにバリエーションあんのか!と驚いたのは良かったのですが、肝心のブラックパンサーが絶対的守護者と思えるほど強さを感じられなかったので(前作でも感じていたのですが)アイアンマンとかマイティ・ソーみたいな無双感が好みの自分にとってはそこだけ減点でした。
ワカンダフォーエバー!
チャドウィックが亡くなってしまって、普通なら打ち切りになりそうなものをよく続編作って下さいました‥!
余計な事は一切無し!
どうやって今後のブラックパンサーを形作るための映画でした。
しかもさらに続編があるとのこと。
ありがとうマーベル。
でもチャドウィックがやってるブラックパンサーも見てみたかったな‥
出だしからめっちゃ泣いたし
ちゃんとチャドウィックの死を悲しむ場を作ってくれてよかった‥!
ワカンダフォーエバー!!
良作
前作の主演を務めたチャドウィック・ボーズマン氏がお亡くなりになったため、本作はティ・チャラ王が亡くなるシーンで物語が始まります。突然の主役交代で不安でしたが、結果的に本作はとても上手に主役交代をしていました。本作で敵となる相手も良くストーリーを作られており、現実の世界情勢も含めて様々な人間模様をマーベル作品でありながらもとてもリアルに描かれているなと感じました。終わり方もとても綺麗にまとめてあり、本年の中でも良作の部類だと思います。
2016年からの戦い
皆さんもご存知の通り、ブラックパンサーは
癌と戦っていた。
今回、改めて調べると2016年の時点で既に癌と闘っていたとのこと。
ブラックパンサー初出演、シビルウォーの頃である。
それから4年間、彼は戦い続けた。
僕自身、10代で癌発症で命を落とした親戚がいるので喪失感はよく分かる。
今回、製作陣はあえて代役を立てずに続きを作るという選択を取った。
結果、前編がチャドウィック・ボーズマンに対するリスペクトに溢れ、彼が残したワカンダという文化を残し、継承していく。
妹は元々タフな子だったものの、突然降ってきた重圧も大変なものだったことであろう。
アンジェラ・バゼットの母としての涙、あれは本物だったのかもしれない。
主無き国を火事場泥棒のように漁るアメリカというなかなか踏み込んだ設定も興味深いものの、強すぎる海底王国(奇しくもアバターにも見える)とのクライマックスの戦いは若干まとまりがなく、強引にワカンダフォーエバーで締めてしまう。
最後の戦いはもう少し捻りが欲しかった。
エンドロールが一度始まりリアーナの曲がフェードアウトした頃に真の後継者が登場。
なんかこういう話昔見た記憶が…
ああそうだ、一般的には評価されないものの、僕が個人的に好きな「スーパーマンリターンズ」。
あれも隠し子の存在が希望だった。
今回も悲しみから始まり、希望で終わる。
個人的にはオコエに対し、もう少し救いをあげても良かった気もする。
悲しみから立ち上がり、希望で終わるワカンダの世界。
何かをまた頑張りたくなる気にしてくれる良い映画だと思う。
P.S. 前回 先日三行半突きつけて僕を振ったパートナーが夜中に泣きながら電話で謝罪してきたのであまちゃんな僕は即許しました。甘ちゃんフォーエバー!!
追悼チャドウィック・ボーズマン
監督はボーズマンの訃報を聞いて、脚本を変えたという。代役を立てられたのに、でもこれは成功していて、観ている私も追悼の気持ちになり、しみじみした。
だけど、それだけてなく作品として十分面白くなってます。作品としてどうなるだろうと思ったけど、妹が先代パンサーの意志を継ぐ形となって良かった。
アクションシーンも相変わらず高水準。アクアマンの王国(違う)も独特で面白かった。敵役のヘルメス男が若干ダサいのが玉にキズ。
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