「登場人物に魅力を感じなかった」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0登場人物に魅力を感じなかった

2022年12月1日
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鑑賞方法:映画館

マーベルシリーズはシンプルに楽しんで観る事ができ、本作もそういった類の映画。
VFX技術の進化を確認する意味では興味深い作品と言えるかも知れないが、正直それ以上でもそれ以下でもなかった。

前作の主役がいなくなり脇役がメインに繰り上がったため、明らかに前作と比較し華が無く中継ぎ感が否めず、ラストシーンで新生ブラックパンサーの出現を匂わせたものの現キャストの総力戦でなんとかカバーした感じだった。
敵役もボリウッドのアクション俳優みたいで(実際はメキシコの役者さんらしいが)個人的にはカッコ良さやカタルシスを感じることができなかった。

ストーリーもヴィブラニウムが実は海中にもう一つあったという力技とアバターの新作CMを目にする機会が多い中での既視感から今一つ入り込んで観ることができなかった。
また何でもすぐに開発出来てしまうご都合主義だが、2時間という尺の中にはもっと複雑な展開も盛り込めたのではと思ってしまった。

カツベン二郎