「青の一族」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
青の一族
『アバター』や『アクアマン』をどうしても思い起こしてしまう映像ではあったけど、個人的には『スマーフ』までも思い出してしまった。どうして欧米では青や緑のキャラが多いんだろうと思い悩んでいたら、そういや日本だってドラえもんがいるじゃないか!と気づいた。調べてみると、Eテレ「みいつけた」のコッシーだって青い・・・
dedicated to Chadwick Boseman。オープニングから悲しい映像が流れ、思わず涙してしまった今作。161分涙に暮れる映像に耐えられるか心配でしたが、王女シュリ、王座に就いたラモンダを観ながら新展開に夢中になれました。
ワカンダ産の金属ヴィブラニウムを巡り、国連での提供を迫られていたラモンダ。アメリカやフランスに渡してしまったら何をするかわからないと提供を断ったが、ヴィブラニウム探査船が何者かに攻撃されたことを知る。そしてワカンダに海中帝国タロカンの王ネイモアが突如現われ、探査機を作った研究者を連れて来いと脅されるのだった。足首に羽の生えた不思議なネイモア。シュリは親衛隊隊長オコエを連れ、開発者を捜索・・・見つかったものの、ワカンダで保護しようとするものの、タロカンの襲撃により、シュリと開発者リリ・ウィリアムズと共に海底帝国に連れ去られる。
最強兵器になり得るヴィブラニウムの存在は多くのMCU作品に登場し、闇取引などで災いをもたらす鉱石。戦争を望まないワカンダの思想と、16世紀のスペインによる征服から復讐心がくすぶり続けているネイモア。民族の理解から始まり、戦争をいかに避けるか・・・。そんなワカンダに共に地上を征服しようと持ちかけるタロカン。そして、復讐心を利用しようとラモンダを暗殺したネイモア。
痛みを知る者が・・・という言葉が上手く使われ、ダークサイドに落ちたかのように攻撃的になったシュリの心理描写が上手い。ワカンダとタロカンの局地戦でもあったが、本来は最強兵器を得ようとする列強との平和的戦いでもあった。どうなることかと心配したけれど、ラストはホッとしました。
女性陣が中心でもあり、シュリ、オコエ、ナキアというそれぞれ違った性格が存分に堪能できたし、トニー・スタークの後を継ぐかのような新キャラのリリ=アイアンハートの今後も楽しみだ。『ブラックウィドウ』のエンドクレジットやTVシリーズ『ファルコン&ウィンターソルジャー』にも出演していたデ・フォンテーヌも今後どのように絡んでくるのか楽しみ。
フランスは、英米に比べてスパイ系の映画も少なく、諜報とか軍事活動でのイメージは薄いのですが、実は植民地もたくさん持ってたし、武器を売る死の商人の世界でもそれなりに存在感あるらしいし、マクロンさんはメルケルさんより貫禄なかったけど、なかなかにクセ強な国ですね。
MCUフェイズ4を締め括るに相応しい作品だったと思います。
ディズニープラスは私のauスマホから入れないので来年配信のドラマ『アイアンハート』を見れないのが残念ですが、リリの今後の映画への参入に期待ですね。
まずは来年2月の『アントマン3』が楽しみです。25年公開予定のアベンジャーズ最新作の大ヴィランが登場するらしいですから。
イイねありがとうございました。貴殿を偏差値78とすると、私は偏差値45くらいでした。旺文社or進研or学研の模試です。駿台ではそんなに開きません。東進は概念が無いので? お粗末様です🙇♂️🙇♂️😊