「エンドゲームの戦いが終わった後の話」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー HALさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドゲームの戦いが終わった後の話
正直「ブラック・パンサー(前作)」は世間の評判より自分の中では評価が低い。
つまらない訳では無いのだがマーベルらしさよりも「国王」であり「ブラック・パンサー」であり「ワカンダ人」である主人公の苦悩と高潔さを全面に出したが為の人間の物語。
そして今作は、その続編。
もともとの主人公は俳優「チャドウィック・ボーズマン」が病気で亡くなられてしまったので続編もなくなり掛けていたが作品関係者たちの努力にて世代交代が行われた新世代マーベルシリーズに帰ってきた。
他のマーベル作品同様、物語の中でも「世代交代」が行われ「新しいブラック・パンサー」は?と言うところが今作の主軸。
そして「アイアン・マン」の2世「アイアン・ハート」が初披露。
物語は「ワカンダ国」にしかない天然特殊鉱石「ヴィブラニウム」を世界が求め、それが「ワカンダ国」以外からも見付かった事による混乱をどのように抑えるのか。
色々な事がある為に話の整合性を保つのには上映時間の拡大はやむを得ない。
他のマーベル作品と決定的に違うのは鑑賞していての「次どうなるのだろう?」と言うワクワク感ではなく。
「それぞれが悲しみを背負い、それぞれが何をする為に立ち上がるのか」だと思う。
この作品の後は「アント・マン」が来年2月に控えている。
今後マーベルの新世代たちの活躍を楽しみに待てる。
最後にクライマックスでの「ワカンダ・フォーエバー」の叫びには少々首をかしげた。。。その言葉、今いる?
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