「ワカンダフォーエバー」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)
ワカンダフォーエバー
ワカンダフォーエバー。
フォーエバーは聞いた事有るわ、永遠って意味だわ。
じゃあワカンダって何だろう?
いや、解ってますよ、本物語の舞台、架空の国の名称だって事くらいは。
ワカンダフォーエバー。
前作じゃ、人民の意志とか強いては黒人、マイノリティの尊厳を強く現してたと思うんですよ、ワカンダって単語。
あのポーズと共に俺も言葉にしましたよワカンダフォーエバー。
で、今作のワカンダフォーエバーってちょい意味違って聞こえるんすよね俺。
ほら、クライマックスのブラックパンサー戦闘シーンで叫ぶようにワカンダフォーエバー!ですよ、ちょいヤケ気味に。
戦闘状態の興奮表現も有ったろうけど、アレって怒りとか悲しみを踏み位超えて正しい決断の、ヒーローとして決意の瞬間を描いてると思うんですよ。
そりゃね、愛し尊敬してた兄を失った傷も癒えないままに、母を殺したヤツが瀕死で横たわってるんすよ。
復讐出来る瞬間ですよ、ついでに心のモヤモヤも発散出来るかもですよ。
ても、ブラックパンサーは私人としてでは無く王として、母の子として、ティチャラの意志を継ぐものとしてあの選択をする訳ですよ。
正直、正義を描く、人に見せる物として正しいんでしょうけど、ブラックパンサー当人は納得したんでしょうか?
あーー!正しいけどモヤモヤする。
って思ったけど、ラストの浜辺での追悼シーン!!
でセリフも無く、芝居を超え、制作スタッフの想いだけでんなみみっちい俺を心底納得させるんすよ。
あの表情、あの無言の間、あの夕日、伝わらない訳ないじゃ無いかですか。
ワカンダって劇中の設定じゃ無く、人が人を想う、思う意味が有ったんですよ、
人は大切な人を忘れない永遠に。
ワカンダフォーエバー
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