「彼への別れの物語」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
彼への別れの物語
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続編の話が出た後に、主演のチャドウィック・ボーズマンが亡くなり、果たしてどうするのだろうと思っていた本作
彼の訃報は物語の世界同様、衝撃を受けた
だから、オープニングから、現実とリンクして、胸が締め付けられた
マーベルのロゴのおなじみのオープニングも、そこに追い打ちをかけてくる
賛否はあるかもしれないけれど、私はこの作品がとても好き
かなり長いにもかかわらず、大画面に吸い込まれるようにストーリーに引き込まれた
悲しみを抱えながら生きる遺された人たちと、新たな出会いと訪れる試練
そんな中でも女性たちの強さが際立っていた気がする
シュリもまさにそのひとりで、偉大なレガシーを引き継ぎ、力だけではなく、精神的なたくましさと強さも手にする
ラストのティ・チャラの映像連続とシュリの表情、そこからのリアーナのlift me upの歌詞、涙腺がゆるゆるなった
全体を通して、制作側と出演者たち全員によるチャドウィック・ボーズマンへの追悼の意が込められていた
この作品によって、全員がチャドウィック・ボーズマンの死を受け入れようとしているようにも見えたし、その死を心から悼んでいるようにも見えた
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