「劇団アスガルドは今日も絶賛上演中」ソー ラブ&サンダー うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
劇団アスガルドは今日も絶賛上演中
カメオ出演で、今回もマット・デイモンがロキ役を熱演していて、ちょっと嬉しかった。ソーの役は、弟さんのリアム・ヘムズワース。劇団アスガルドは今日も絶賛上演中。
役作りなのか、ナタリー・ポートマンの身体はどうなっているのだろう。病気でやせ衰えていく姿も、さっそうと雷神をやっている時も、どっちも本物の彼女に見える。『キャプテン・アメリカ』でスティーブ・ロジャースが虚弱体質だった時の手法を使ったのだろうか。
クリス・ヘムズワースの肉体美は完璧。思わず女神たちが見とれてよろめいてしまうオールヌードのシーンは言葉で説明不要な美しさ。それでいて、笑えてしまうのだから、奇跡のようなシーンだ。
タイカ・ワイティティの出たがり癖は今回も健在。フィルムの中に自分も収まってしまうのがやめられないのだろうか。軽い気持ちで始めたことが好評で、映画の規模もストーリーもどんどんでかくなっていったのだろうか。
エキセントリックに叫ぶ2匹の山羊が、映画の雰囲気を容赦なくぶち壊す。もうマーベル映画って、なんでもありだな。
2022.8.9
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