「うっかり元カノと出会ったら(映画のレビュー殆どしません)」ソー ラブ&サンダー 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
うっかり元カノと出会ったら(映画のレビュー殆どしません)
人生の道は前に進む。
別れた元カノと進んだ先でうっかり出会ったら。
(お断り 今回はいつものp.s.が全編です)
7年前のある日、僕はとある女性と出会った。
今の時代らしい出会い方で、それこそ映画の様な展開。
(ただし僕は雷神ではない)
彼女は純粋で、美しかった。
ただ、背負っているものが大き過ぎた。
当時彼女は既に結婚していて、旦那は彼女の40歳上。
孫と祖父とでも言えるような歳である。
出逢うまでは知らなかったのだが彼女は僕と出逢う前はAV女優もしていて単独で作品を数本出していたらしい。
旦那との関係はというと、勢いで結婚したものの、その後数年してDVが激しくなり、文字にするのも難しい出来事も数多くなり、彼女は病んでいた。
そんな彼女も僕と遊ぶ時はとても楽しそうで幸せそうだった。
ある日彼女は地元の相談所にこっそり相談した。
DV夫から別れたい、と。
相談所の答えは警察署に保護してもらい、そこからシェルターに保護してもらう方法を提案。
彼女はその話を僕に持ちかけた。
旦那の仕事の求人応募のフリをして、僕が連絡をして呼び出し、その間に彼女を保護して警察に届ける。
バレれば何をされるかわからない。
彼女は前日に小さなスーツケースに詰めれる程度の荷物を詰め込み、何事も無いように夜を過ごした。
眠れない彼女を僕は文字で応援した。
決行の時。
僕は女性にフリをして旦那を駅まで呼び寄せた。
うまくハマった旦那がマンションの入り口から出て行くのを確認してから僕は入れ違いでマンションに上がり、彼女を迎えにいった。
家を出る瞬間彼女は携帯を初期化して机の上に残した。
下のエレベーターが下に着くまで僕と彼女の鼓動は鳴り止まず、向かいの車まで駆け抜けた。
そこから10分少々。
警察署に着くと僕は彼女にある物を渡した。
「これから先の人生、困ったらこれを売って。
プラチナのリング。
最後に軽く抱きしめた後、警察署に身柄を預け、そのまま後にした。
それから1年半。
田舎から転職して都内に勤め出した僕に懐かしい人から連絡が。
「元気?」
警察署に預けた彼女からの連絡だった。
お互い独り身になった僕と彼女はそのままとんとん拍子に同棲生活を始めた。
求めていたものが手に入った。
そう思っていたが、長くは続かなかった。
自由を手に入れてからの彼女は愛情も自由に望むようになり、制約を厳しくする僕から逃げるように色々な男達の元へと逃げ始めた。
彼女からの別れの切り出しに僕も同意をし、お互い別々の人生を歩んだ。
ある時、人伝に彼女が再婚した事を聞いた。
ああそうなんだ。
作家の息子さんと再婚し、玉の輿を射止めた彼女は今ではセレブに成り上がり、インスタでも影響力のある存在になった。
もう別の人生のはず。
そう思い、過ごしていたある日、また連絡が来た。
「ねえ、映画に行かない?」
※『おとなの事情』のレビューを参照。
うっかり元カノと出会ったらろくなことないです。
今作のレビュー。
ラッセルクロウ太ったなぁ…
以上。
p.s. 再婚した元カノは今はM男を複数従えるマダムに進化しました。(ヨリを戻さなくてよかった…)