「科学主義的な作品が多い中で」ロボット修理人のAi(愛) 原健彦さんの映画レビュー(感想・評価)
科学主義的な作品が多い中で
科学主義的な作品が多い中で、奇跡を起こす面白い作品でした。皆さん、気づいているだろうか?科学も宗教であることに。科学という宗教から脱していない作品が多い中で、科学的ではない珍しい作品でした。妥協して、この世は科学的な世界だとしよう。しかし、この世でない世界はある。例えば、小説の世界、夜見る夢の世界。これらは、科学的な世界ではない。ということは、この世も科学的な世界でない可能性はある。数字は物質でないわけだし。中世は神の時代だった。近代になり、理性、つまり科学的な世界が全盛になった。要するに信仰する対象が神から、科学に変わっただけだ。科学的な世界から脱する新たな時代は、存在論だろうと予測する。How は科学、Why、は宗教、What は哲学。科学は説明にすぎない。存在を感じる時代がいずれくる!
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