「ファン以外は誘われても見に行くべきじゃないですね。」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー あんとりおんさんの映画レビュー(感想・評価)
ファン以外は誘われても見に行くべきじゃないですね。
友人にどうしてもと誘われたので見に行きましたが、中々時間をふいにしてしまった。
最後の魔貫光殺砲だけ見られればよかったかな。
友人に悟飯はピッコロに育てられた、第二の父親のようなものという事前知識を貰っていたが、これがなかったら前半のコミカルパートしか楽しめなかったと思う。
ストーリーは陳腐というか手抜き?
まあ別にそこはそこまで期待してないから別にいいんだけど、あまりにもご都合主義的に展開していくのが中々見ててしんどかった。
(ドラゴンボール集めるとことかね)
正直に言うと悟飯のキャラクター性格すら知らなかったけど、あのキャラをもう少し生かした覚醒方法は無かったのかな?
ピッコロや娘を痛みつけられ怒れるのはわかる、護るために力を発揮するのもわかる。だけど流石に展開と理由がもう少し欲しかった。
魔貫光殺砲という技名は聞いたことある程度だったけど「これはピッコロの技だったんだろうな」ということにはすぐ気づけたし、ベタ展開ではあるけど見せ方含めすごくよかったと思う。
問題はその前のバトル展開により感じた。
まず巨大化バトルや巨大ロボバトル、巨大な怪物の戦いなんかは全体がのんびりとしてあまり迫力を感じないと個人的には思っている。ドラゴンボールには一例としては目に見えないような超スピードのバトルを期待していた。それこそオマケだった悟空とベジータのバトルのような。
そのためクライマックスに向かうバトルがのんびりした柔道のように感じられてどうにも気持ちが入らなかった。
さらに敵というかあの理性のない怪物に対して、こちらチームがフルボッコにするという展開だけでは、どうやっても面白くならない気がしている。アクションとしては目を引くシーンも多く大満足、おそらくオマージュと思われるようなギャグシーンも散りばれられていて人気アニメのアンソロジーとしては最高のバトルだったかもしれない。
なんだけど、敵さんにもなんだかんだの話があるもんじゃないかね大体アニメ映画っていうのはさ。
ヒーロー2号くんの方が死ににいって、実際死んだのは良かったんだけど、それも理由が薄いと感じてしまった。まあこれは博士の人間性に魅力が感じられなかっただけかもしれないので、一旦置いておこう。
まずもってこの3人組には思い入れが一切ないのでどちらにせよ、中途半端になっていたと思う。より深掘りするか(せっかく前の人造人間出したんだから人造人間繋がりの何かとかね/いやこれは何も知らないキャラなのでなんとも言えないけども)、もしくは早めに退場するかどちらかが良かったんじゃないかな。
最後に、私は何度か書いているようにドラゴンボールそのものはミリしらなので、おかしい感想を書いているかもしれない。それは非常に申し訳ない。
ただ一応そんな私も客のうちなので、どうにも満足は出来なかったかな。
説明不足やオマージュが多すぎて満足できないならわかるんだけど、そもそも映画として足りてない所が多かった。