「ぶっちぎりキャッシュ奪取と三段落ち」明日に向かって笑え! 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっちぎりキャッシュ奪取と三段落ち
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アルゼンチンの映画事情に詳しくないが、私の見た映画にどれもリカルド・ダリンが出演していたので、たぶん斯界の重鎮なんでしょう。
ドートマンダーシリーズやオーシャンズを思わせる集団犯罪ものの体裁だが、動機が一攫千金でなく農協設立というのが何ともほほえましい限り。有能集団でなく、はぐれものの寄せ集めなので、やたらもたくさしているのも味と言えば言える。ただ、ターゲットが小悪党の弁護士に集約され、政府の金融破綻という巨悪が看過されてしまったのがいささか物足りない。
それにしても、配給会社の最近の邦題は迷走していると言わざるを得ない。ブッチ・キャシディ&サンダンス・キッドとは何の関係もないし、原題とも英題ともまるで異なる。
主人公が水辺で孫を抱いているラストシーンは良い(ああ、そういうことになったのね)。その後のタイヤ修理工場のシーンもまあ…。
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