「【"貧しき庶民の夢と財産を取り戻せ!"不正をする者には、正義の裁きが下されるのである。愉快で、痛快で、爽快な物語。】」明日に向かって笑え! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"貧しき庶民の夢と財産を取り戻せ!"不正をする者には、正義の裁きが下されるのである。愉快で、痛快で、爽快な物語。】
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- 2001年にアルゼンチンで起きた金融危機を背景に、夢と財産を騙し取られた少しおバカだが、善良な市民達が悪徳弁護士マンシーの鼻を明し、財産を取り戻す物語。-
◆感想
・ブエノスアイレス近郊で、ガソリンスタンドを営むフェルミン(リカルド・ダリン:アルゼンチンと言えば、この人!)は寂れた町を再興するために、農協再建を思い付く。
- 町の住民から、少しずつ金を借りる過程でユニークな町の人々の姿が、描かれる。-
・必要な30万ドルにはアト20万ドル・・という所まで金を集め、銀行支店長の勧めで全額預金するフェルミン。だが、翌日の緊急封鎖で預金は凍結。失意の中、フェルミンは事故を起こして、最愛の妻を亡くしてしまう。だが、彼の元に驚くべき不正の情報が・・。
- ここからの、フェルミン達が悪徳弁護士マンシーが、彼らから巻き上げた金の奪回方法が実に面白い。
「おしゃれ泥棒」で、ピーター・オトゥールが考えた厳重な警報システムを解除させる方法(分かりますよね!)をヒントに、彼らが考え付いた奪われた金を奪回する姿が、愉快、爽快、痛快である。マンシーが、センサー異常アラート通知が来る度に、必死の形相で隠し金庫に車で何度も駆けつける姿。可笑しいなあ。-
<不正をして、利益を得る輩には必ず正義の鉄槌が下されるのである。おバカだが、真面目に生きる町の住民達が自分たちのお金を奪還するために、絞った知恵の数々(嵐の度に停電する地域の悩みを逆手に取ったりね・・。)が面白いのである。
愉快、痛快、爽快な物語である。>
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