映画レビュー
B級リベンジ・スリラー
2020年(アメリカ)
夫を殺された女の、リベンジ・アクション。
キャンプに行ったベイカー夫妻は、山奥の山荘で雨宿り。
そこへ帰って来た男どもに夫は惨殺される。
この山は私有地で「ママ」と呼ばれるゴッドマザーが、仕切ってる無法地帯だったのだ。
ママ一味は人身売買で女を転売していた。
(秘密を守らにゃならん訳があったのじゃ!)
いやあー、悪党どもが、簡単に殺され過ぎ、ざんす。
そんなにナイフのヒトツキ位で、100キロ超えの大男が瞬殺されんぞ!!
(刺して刺して刺しまくれ!!でなきゃ死なん!!)
銃撃だって、一発でピクリとも動かんなんてことは、あり得ねー。
女兵士は元レンジャー。
美形で細っこい年増美女!!
そそるんだけど、エッチなシーンはないので、期待しないでチョ!!
(細腕のヤワな見た目で、まったく強そうで無い!!)
だけんど、「鮮血の処刑人」の題名は裏切らないぜ!!
目ん玉の釘刺し・・・悪党殺し・一丁上がり!!
喉仏のをヒト付きで、・・・悪党殺し・二丁上がり!!
空手チョップとカンフーの足技で、首をへし折るぜ!!
レンジャー部隊100人分の早業!!
まあ、ピンチもありますぜ。
お後は、観ておくんなませ!
意外と爽やかな後味です。
お暇ならどうぞ!!
雑なアメリカ映画。
不法侵入した家でセックスしてしまうとか、そもそも主人公側にも多いに非はあると思うが、アメリカっぽいアクション映画。主人公だけでなく登場人物の行動が雑。こんなに人を殺しても相手が悪人だと罪に問われないというのはなんとも共和党的。
ネタバレ全開する感想
あらすじ
刑事の夫は事件現場で切りつけられケガを追った為、仕事から離れキャンプに出かける。寂れた閉鎖的な町であったが、森に入ると開放的な気分になったベイカー夫婦は森の奥で見つけた山荘に侵入するが、人身売買組織のアジトであった。夫は殺され、妻は撃たれて捨てられたが、かつてレンジャー部隊だった妻は死んでおらず、組織に報復を開始する。
この作品のよい所、妻が美人でかつ肉感的な女性、お約束の胸元露なタンクトップを着てセクシーな所。
この作品の不満な所、主人公が武器も銃も取れるチャンスがあるのに取らない使わない。終盤使い始めるまで無理矢理な肉弾戦を仕掛け続ける無謀っぷりに呆れる。後、これだけの美女を使いながらサービスシーンゼロ、不思議でしょうがない(笑)
以上の不満点を含め、ありきたりな内容であり、この類いで胸糞悪い奴らの極悪非道ぶりが活きないといけないのですが、驚くほどに紳士(笑)
女ボスのママに忠実すぎる。
この手合いの作品なら男は撃ち殺す…そりゃ理解できる
女には何もしない訳ないよね?
と思ったら…あれ?撃ち殺すだけなの?
「いい女だ」とか言ってるのに手もださない。
コイツらクズっぷりの徹底がない。
モヒカンヘヤーのヒャッハー顔してて、ただ撃ち殺すだけとか?
…こんだけ書きましたが、意外にもそう言うシーンが無いだけで、元レンジャー部隊である妻の無双が始まるという展開。
しかしながら、人身売買組織も身内が殺されたのに報復されてるという認識が足りない奴らなので、“雑な”必殺仕事人の妻に好き放題に(笑)
このまま妻の無双が続くかと思いきや、田舎の組織でもちゃんと荒事のチームがあると言う事で盛り上がりそうなのですが、残念ながら盛り上がりません。
何が盛り上がらないかと言いますと、物語途中から急激に妻の自己陶酔が始まります。捕まってた女達を「私が助ける」と言い出して庇護心をむき出しにして、当初の夫の仇うちを忘れた様です。
組織の女ボスも妻を殺さない指示をだし続ける意味がわかりません。
そして妻も助けようとしていた娘っ子に逆に救われ、娘っ子は守れないまま、組織の中核をほぼ全滅。一旦退却。
3カ月後にママを仕留めに帰ってくるというラスト…。
作品として思ってた通りでは無かったが、自分の中でこれじゃない感が強すぎた。