「時代背景その時のリアル」サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) mamagamasakoさんの映画レビュー(感想・評価)
時代背景その時のリアル
その差別の時代背景がリアルに伝わる
黒人音楽のドキュメント映画
ソウル、ブルース、ゴスペル、
ジャズにラテンまでステージはフェスティバル
NYハーレムは最先端の黒人たちが能力を発揮できる場所だったのじゃないか?と思うくらい
歌う筋肉含め身体能力も音楽センスもファッションも、演者も観客もみんなカッコいい!
観客の中にごく少数の白人少女が混じってたけど、大丈夫なのかしら?と思うほど
そのパークは熱気に満ち満ちた動員状態
ドキュメントにはインタビューが含まれていて、説明もあるのでいろいろ分かったんだけど、黒人は讃美歌を普通に歌えないんだね、憑依だったんだね…
なんかすごく腑に落ちた、ゴスペル…
神を賛美する歌の黒人スタイルであり
若者ウケや商業的な匂いもある近代の表現だと思ってたけど慟哭とも言える
あれは自然の憑依で必然だったんだ…
そしてニーナ・シモンの弾き語りが圧巻
怖いほどの迫力、それは差別に対する怒りと
革命を煽動する溢れるエネルギー、凄まじい
この直後にニーナ・シモンの映画を観た
彼女の激しさにとても驚いた…
もう一つ驚いたのがスティービー・ワンダーのドラムが上手だったことと
昔から大好きなマックス・ローチがソロで登場したこと⁉︎クールめっちゃクールだわ…
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