ファイナル・プランのレビュー・感想・評価
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敵役が力不足
運命の女性との出会いで自首しようとした金庫破りが、押収金を着服しようとするFBI捜査官と攻防を繰り広げる物語。
リーアム・ニーソン主演のアクション映画です。以前「ニーソンの映画は大当たりはないけど、外れもない」と言う趣旨のコメントを書きましたが、この映画は残念ながら「外れ」の感想です。
理由は幾つかありますが、一番は敵役の力不足でしょう。
FBI捜査官が敵役とはいえ、たった二人。その内の一人は逡巡しているわけですから、強大な敵・・・には程遠い状態です。
捜査官がその権力を活かして罠にかけ警察組織が敵に回るのであれば、それは強大な敵になるのですが、そんな描写は限定的でした。
それなら、せめて「爆破のプロだけど、それ以外はダメ・・・」って設定なら緊迫感は増すのかもしれませんが、FBI捜査官を格闘で制圧する元海兵隊なんですから、緊迫感を感じることは出来ませんでした。
恋人に告白する前に自首する設定も奇異に感じました。司法取引が上手く行かなかった場合はどうするつもりだったのでしょう。
例えば、「恋人が弁護士で、打ち明けた主人公にアドバイスする」設定ならより自然だったように思います。その後の恋人の係りも楽になったのではないでしょうか?
凄腕強盗?爆弾のプロ?
そもそも爆弾を使っての強盗は爆音がするだろうし、痕跡残さず、悠長に壁を埋め塗り直してる間に捕まる気がする。追い詰められていたが、途中から96時間ばりのリーアム・ニーソン無双状態になり、悪人顔ジェイ・コートニーをお仕置きするターンに。しかしそもそも、何で銀行強盗をしていたのかの動機が緩く、共感できない。ロバート・パトリックはもう少し出番ほしかった。彼女は妙齢で特別美人でないのが良かったが爆弾作って「カッコいい!!」はないだろう。
小さい
リーアムニーソンが出た時点で何か逃げてドンパチするのね、と思ったら案の定でそれもなんだか全て小さい。1時間のドラマでもOKレベルでお話も穴だらけ、びっくりするくらい予定調和。意外だったのは彼女の生死を彷徨う所からの不死身の復活!くらい。
改心の顛末
原題:Honest Thief(正直な泥棒)どおり、好きな女性が出来て改心、自首した主人公から金を横盗りしようとする卑劣なFBI捜査員との攻防戦。
普通なら銀行強盗の方が悪でFBIが正義の筈だが真逆なので素直に感情移入しにくい、それは製作陣も承知の上だから、金は盗っても人に危害は加えないとか、国に尽くした元軍人とかしょぼい身の上話を出して根は善い人像の構築に必死です。そのせいか反撃も一線を越えるのは終盤になってからなのでアクション目当てだと中盤は少々かったるい。
西部劇の時代から銀行強盗はアメリカ映画の定番、ボニーとクライドのように歪んだヒーローものもあるからアニーと意気投合の行く末を案じたが意外にベタなお話でした。
普通なら銀行強盗と知った時点で破局でしょうが、彼女に嘘はつけないと自身を律する行動は立派過ぎて嘘っぽい気もしないではない、また、それを受け入れる彼女も稀有な存在。
改心して愛を得た盗人と改心して相棒に撃たれる捜査員の皮肉な運命、彼の家族まで映すから胸が痛みます。頼りないFBIの上司はいつも愛犬同伴、離婚して引き取ったというがFBIの私生活を描いてどうするのとも思いますが、立場は変わっても欲や悩みを抱えるのが人間ということなのでしょう、人間描写が上手いのか下手なのか、一風変わった作品でした。
リーアム・ニーソン主演作としては、少し地味かな。
重厚なドラマも爽快なアクションもこなす俳優リーアム・ニーソン。
こちらは、アクションものです。役柄は、愛する女性と出会って
自首を決意する銀行強盗。単独犯だし、アクションシーンも控えめ。
リーアム・ニーソン主演作としては、地味な印象を受けました。
彼の他の主演作とくらべると、星3.5。
映画としては、星4、ぐらいの評価になるんじゃないでしょうか。
ハズレがないですね、ニーソンさん主演作品は。
心を入れ替えて愛に生きる
主人公(リーアム・ニーソン)は銀行強盗の達人だったが、知り合った女性(ケイト・ウォルシュ)を心から愛してしまい、自首して人生を精算しようとする。
やってきたFBI捜査官は証拠の大金をみて驚くとともに、ネコババをすることに。
主人公は悪徳捜査官を追うとともに、愛する女性も守らなくてはいけなくなる。
FBIも相手が悪すぎる。
状況が違ったら勧誘しているところだ
今回のリーアム・ニーソンは銀行強盗犯!ついたあだ名は『速攻強盗』……ネームングはダサいけど、やっていることは強盗というより爆弾魔なんだけどね(*´ω`*)自首をするために最初に電話を受けたFBIの人たちが悪い奴なんか?と思ったら……たらい回しにされた別の捜査官の方なのね(^ω^;)片方はあのターミネーター2で出てた液体金属型のターミネーターの人やん?!その相棒は離婚調停で家を取るか元奥さんの猫を取るかの選択で……猫を取ったホントに良い人なんです(o´艸`)大金に目をくらんで大人しく取引を応じていて良かったのに(´-ω-`)濡れ衣を着せられて、恋人も傷つけられたのだからもうリーアムさんの我慢の限界!殺るならいつでも殺れるんだぞ!の意味を込めた自宅爆破には吹きました(苦笑)
まだやれる
耐えることが出来たならそうはならないはず
でも、人はそれほど強くないでしょ
一人では無理な人だっている
誘惑にも負けるし欲だってあるし
この裕福な日本に誘惑は多すぎる
どうやって悪い方へ行かずに進めばいいのか難しい
徳を積めば心はおさまるでしょうが積むったってね〜
そうそう容易くないでしょうね
誰かが居てくれたなら、きっと頑張れる
頑張りたいです
もっとアクション出来るはず
リーアムさんアクションで戦うシーンが多かったから、今回只の金庫破りで戦うシーン少なかったけど、只の金庫破りがあんな戦えるか( ・・)とも思った。
アクションのイメージで観てしまったから物足りなかった。
ワンちゃんの演技は良かった(*^^*)
やっぱりジャウム・コレット=セラ監督と組んだ一連の作品群ほどじゃない…
愛する人に出逢って洗いざらい自首したい"速攻強盗" vs 大金に目がくらんで証拠の隠蔽に燃える汚職刑事!我らがリーアム・ニーソン、最愛の人に手を出されて黙ってるタマじゃないぜ。今回が彼が演じるのは爆発のプロ。やっぱり彼はある道に長けているキャラが似合いすぎの風格貫禄。ゼッタイ敵に回すな。最後まで小ぢんまりした印象。
"I'm coming for you." 『96時間』以降お決まり"伝説"の逆脅迫。俺の望みは普通の生活だった…俺のやり方でケリをつけるから覚悟して待ってろ。さぁ、皆さんお待ちかね!我らが戦うお父さんリーアム・ニーソン待望のアクション映画最新作がもう配信デビュー(※世の中的にはコロナでも関係ありません)。本当のリーアム・ニーソン好きオジサンたちはちゃんと映画館に観に行っているだろうけど、個人的には見に行こうか悩んだ末に行かなかった本作。この仕事に華やかさなんて不要?…なんちゃってドカン!爆発!主人公の過去を知っても引かない観客役(?)パートナーも同行して、その働きっぷりに思わず感心、ご満悦の様子。速攻強盗あらため精密強盗、最後の"仕事"は薄味!嫌いじゃないけど記憶に残るようなものではなかった。
にしても主人公の盗み働く銀行の条件、難しすぎるだろ。そんな条件の銀行どこにあるのか?なっかなか無さそうだな?質問を質問で返すのはよせ。俺への脅しか?必要か?声や雰囲気で分かる。心に従って行動すれば解決する。『イン・ザ・ハイツ』ウスナビ!ジェフリー・ドノヴァンはやっぱり主人公(に理解示す)サイド、正しい側だと頼れる。しかも今回は家を取った元妻からムキになって取った犬を連れて働いてます。カネのために同僚まで平気で殺しちゃう諸悪の根源・悪徳刑事ニベンス役の人、こういう役似合う。「退職金だ」と正当化できるほどある意味強メンタルの持ち主。余計な被害者を出したくない。まさしく原題通りに人の道だけは外れないスタンス。
深みのあるクライムサスペンス
物凄く丁寧な作りで、観ていて常に引き込まれていました。
まずスケールがコンパクトでとてもリアリティがあります。
テロリストから街を救うとか巨大なビルを救うとかで無く、実に身近なトラブル。
逆に言えば華がないような物語なのですが、これが役者陣の腕の魅せ所といった感じなんですね。
リーアムニーソンは銃を構える仕草だけで十二分な迫力。
短い登場ながら存在感のあるロバートパトリック、久しぶりに見たジェフリードノバンも印象が強かったです。
それはそうと「シンドラー」「マイケルコリンズ」「96時間」などが一般的な彼の代表作なのでしょうが、自分の中では今だに「ダークマン」が一番印象的ですw
ド派手なアクションを期待してると「あれ?」ってなるかもですが、とても深みのあるクライムサスペンスでした。
69歳となかなかの高齢になってしまいましたが、これからも出演がたくさん予定されており、その活躍が楽しみです。
いや、実に面白かったです。
正直な泥棒
原題は「Honest Thief」まさに正直な泥棒って感じ。なんでそんなに話をややこしい方向に持ってっちゃうの?と思いつつもそうしないとリーアムのアクションシーンも見れないしね。相手をジワジワと追い詰めてく展開は面白かったけど、せっかくならもっとやって欲しかった!結局、減刑されたのかなぁ。
しまった・・・笑い損ねた。ピーターとマリオじゃなかったのか!
原題Honest Thief。直訳すると「正直な泥棒」となり、まるで日本昔話に登場しそうなタイトルになってしまう。なんとも穏やかなタイトル・・・どことなくアクション映画を感じさせないな出会いのシーンからスタートだった。
結局、アクションは控え目ながらの心理劇といったリーアム・ニーソン映画でしたけど、彼も元はアクション系じゃなかったのだし、原点復帰も考えたのだろうか。『スターウォーズ』や『96時間』シリーズからファンになった方には物足りないのも理解できる。
元海兵隊の地雷処理班だという設定のリーアム兄さんも撮影時には68歳くらい。走る姿がちょっと痛々しかったりするのです。個人的に走る姿に老いを感じてしまう俳優はジャッキー・チェン、キアヌ・リーヴス、サミュエル・L・ジャクソンあたりだったのですが、ここで兄さんも加わってしまいました。
心理戦だったのは、恋人のアニーが大学院で心理学を学びカウンセラーになることも伏線だったのだろうし、彼女自身がトムを赦すかどうかにも注目してしまいます。ストーリー全体の構図はよくあるものの、過去の罪を清算する心理やFBI捜査官が大金に目がくらみ犯罪を犯してしまう過程、相棒が徐々に正気を取り戻していく過程、同僚の捜査官マイヤーズ(ジェフリー・ドノバン)がトムによって心を動かされていく過程など、脚本の中の感情線が見事に練られていました。ただ、わからなかったのは相棒が死をも覚悟したはずなのにICレコーダーを体に貼り付けていた心理だろうか。このラモン捜査官(アンソニー・ラモス)の妻は実際の婚約者だとか・・・そんなトリビアも見つけました。
出演者で嬉しかったのは『ターミネーター2』のT-1000役ロバート・パトリックを見れたこと。数年前に見た映画でも老いを感じたけど、さらに老けてしまってた。走る姿といえばやっぱりT-1000の彼だ。撃たれても撃たれても液体金属で修復し、立ち上がるんじゃないかと想像してしまいました。
安心してみていられる
悪役がいい。学生時代にアメリカンフットボールで鍛えたみたいな体型に顎の大きな悪役ヅラだ。このジェイ・コートニーというオーストラリアの俳優さんは、なかなかの存在感である。これからも悪役で活躍し続けそうだ。
今回のリーアム・ニーソンは珍しく泥棒の役。基本的に善玉の役しかしないから、敵はそれ以上の悪役となり、当然のように悪徳警官がその任を果たす。警官がFBIなのは、現金を強奪したのが複数の州の銀行だからだろう。
相変わらず家族第一主義のアメリカ映画だが、今回の家族は新しい恋人である。ケイト・ウォルシュは53歳だが、本作品ではかなり若く見える。演じたアニーは大学院を卒業しようという年齢だから、卒業がどんなに遅くても30歳より前だ。大胆な配役だが、撮影当時68歳のリーアム・ニーソンに合わせたとも言える。ハリウッドの俳優陣はいくつになってもとても元気である。
ストーリーはアクション映画の例にもれず、絶望的な状況に陥った主人公がこれまでに培った力量ととっさの判断力を発揮し、幸運にも助けられて危機を脱出する話だ。予定調和だから安心してみていられる。マイヤーズ捜査官役のジェフリー・ドノヴァンがいい味を出していた。
さすが、リーアム・ニーソン。ハンドガンを構える姿が様になります。
爆破物のプロという、銃撃のプロではない地味な設定。
それでもニーソンは敵と戦い大活躍です。
設定も生かしつつ、ちょっと無茶な展開もありますが、
楽しめました。
全108件中、21~40件目を表示