劇場公開日 2021年7月16日

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「リーアム爺さん 孤高の闘い」ファイナル・プラン bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0リーアム爺さん 孤高の闘い

2024年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

リーアム・ニーセン主演の映画といえば『96時間』や『ラン・オールナイト』等、たった一人で、老体鞭打ちながらも、巨大な敵に立ち向かうサスペンス・アクションが鉄板となっている。本作も、ご多分に漏れず、愛する人の為に、絶体絶命の聴きを掻い潜りながら悪玉と対峙する内容。これまで培ってきた激しいアクションの技を随所に見せながらも、ハラハラさせながらも、次第に悪を追い詰めるストーリー展開となっている。

今回のリーアム爺さんは、自分が数多くの銀行を爆破強盗をしてきたという爆弾犯。しかし、愛する人アニーの為に、強奪した金も返金して、足を洗う決心をしたというトム・カーターを演じている。しかし、その出頭の際に立ち合った悪徳FBI職員が、強奪した金に目が眩んで横領を企みトムを罠にはめる。そして、アニーまでも危害が及ぶことになる。

というシチュエーションが成立すれば、あとはいつものリーアムおじさんの鉄拳で、悪玉FBIをやっつけるという展開。二転三転しながらも、爆弾犯らしい仕掛で、悪を吊るし上げていく。本来なら極悪犯のはずの主人公が、ラストには何となく正義の味方になってしまうのも、いつものリーアム作品と言える。

それほどの激しいアクションというわけではないが、あまりVFXに頼らず、実写主体のアナログ・アクションが、リーアム作品の真骨頂。戦闘シーンの痛さを血生臭さは、リアルに感じ取れる。リーアムも今年で73歳。まだまだ元気な爺さんでいて欲しい。

他の出演者としては、悪役FBIを『スーサイド・スクワッド』のジェイ・コートニーや『イン・ザ・ハイツ』のアンソニー・ラモス、カーターが演じ、カーターの味方役の捜査官には、テレビシリーズで観たことのある、ジェフリー・ドノバンが演じている。

bunmei21