「速攻リーアム」ファイナル・プラン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
速攻リーアム
男は凄腕の銀行強盗。
ある時運命の女性に出会い、足を洗う事を決意。自首し、盗んだ金を隠した倉庫も教える。
が、その金に目が眩んだFBI捜査官が横領。口封じで殺そうとし、恋人にまで危害。
怒りに燃え、ケリを付けようとするは、勿論この男!
リーアム・ニーソン!
アクション映画は設定や筋書きはシンプルな方がいい。
が、本作は幾ら何でもお粗末過ぎる。
中年過ぎて、運命の愛に出会って、足を洗う…って、どんだけチープ?
一応銀行強盗を糧にした理由とか、自分にとって大切な女性(ひと)とか語るシーンがあるが、何も響いてこない。多分脚本はそれほど重要視していないだろう。
それに最初はドン引いた。相手役がパッと見若く見えて、自分の娘くらいの年齢の女性と恋を…?
実際は年相応。それならまあ安心…いやいや、チープなのには変わりない。
これが延々続くもんなら退屈極まりないが、本作はリーアム・アクション。
劇中に掛けて言うなら、“速攻”ムービー。
本筋が始まると後は気軽に見れる。
にしても、このFBI捜査官が悪い奴!
相棒も共犯で巻き込み、別の捜査官を口封じで殺し、その罪を擦り付け、恋人まで襲い、執拗に狙う。
バレたら一巻の終わりだからだが、同情の余地ナシ。
悪い顔してる。ロバート・パトリック!
…じゃなかった。ジェイ・コートニーの方だった。
てっきりリーアムvsT-1000になるのかと思いきや、リーアムvsマクレーンの息子。
ロバート・パトリックなんて序盤であっさり殺されるし…。こんな扱いでいいんスか…? 悪い顔なんて言って失礼!
ジェイ・コートニーのふてぶてしさはなかなかのもの。確かにこれはこれでいい。
改心した犯罪者vs悪徳FBIというのが本作のミソ。
相棒は悪事に手を染めてしまい苦悩し、上司は事の真相を追求。
ここら辺の流れは平凡なストーリーの中に於いてアクセントになった。
爆破のスキルを持つ主人公。かつて軍で爆発物解体のスペシャリストで…。
というお馴染みの“元”。だから勿論、格闘も銃の扱いも凄腕。
セガールやステイサムと共に、もはやリーアムの定番設定になっている。
だけど正直、アクションの見せ場なども平々凡々だったかな。
最後の爆発物のスキルを活かした悪徳捜査官の追い詰めは痛快だった。
後、それ以外は…。アクションも話も。恋人が無事だった事も含め、改めて自首するラストも安易に予想出来る。
リーアム・ニーソンじゃなかったらスルーしていただろう。
B級凡作でもついつい見たくなる。リーアムの魅力がある意味スゲェ…。
何も残らないけど、サクッと楽しめる。
速攻リーアム・アクション!
近大さん
共感をありがとうございます。
リーアム兄さまのアクションmovie
楽しめました(´▽`)
>リーアムvsT-1000
>リーアムvsマクレーンの息子
レビュー受けました(≧▽≦)
確かに人相が・・・・