「要素をしぼって「FGO」第1部の“ラストバトル感”を演出」Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)
要素をしぼって「FGO」第1部の“ラストバトル感”を演出
テレビシリーズ「絶対魔獣戦線バビロニア」に直結する内容ということもあり、これまでのあらすじ的な映像なしで即本編に入る割り切ったつくりです。テレビシリーズ視聴済み&原作ゲーム「FGO」第1部を終えている人に向けて、最大限のサービスをしようという意図を感じました。
第1部終章を映像化するにあたり、単独の作品1本でラストバトル感を出すのは非常にハードルが高かったと思います。ドラマ部分は魔術王ソロモンとロマニ・アーキマンに絞り、各章に登場したサーヴァント総動員のバトルを連続して投入することで盛り上げつつ物語を大団円へと導いていきます。ゲームではプレイヤーである藤丸立香を、ラスボスと向き合う主人公として立てるため、自力で召喚する力を得るかわりにその代償を支払うという設定が新たに付け加えられています。「FGO」ファンとして、第1部をクリアしたときのことを思い出すことができました。
コメントする