「尻神マシュ、ちょびっとだけ」Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
尻神マシュ、ちょびっとだけ
未曾有の混乱を現在進行系で大展開中の新型コロナウイルス蔓延、ソコに泣きっ面に蜂の按配でやってきた、かつて経験した事のない大雨による災害がもたらされ、本作品を見に行く機会がことごとく奪われた挙げ句の、今頃になっての鑑賞となりました。もっともソレ以前に、休みが日曜日のみのバイトに拘束されてた事が根本原因なのですが‥‥
以前FGOシリーズに付いての鑑賞スタイルは申し上げたとおりですので、今作もまた同じ目線で観て来ました。ですが監督がTVシリーズの〜バビロニアと同一だった事からなのか、マシュのお尻が少し観られたのはまァ良しとして、でも他に心に残ったモノが殆どありません。
今作の見どころはオールスター・サーヴァントにあったと思われますが、如何せん皆さん無言のまま黙々と無双されていました。コレにはサスガに違和感を覚えざるを得ず、さながら出てきた料理がメニューの写真と大違いだった時と同じ種類のガッカリ感でした。ゲームユーザー各位はこのシーンに対する期待値は高かったのでは?と考えると、今作がイヤに低評価な部分にむしろ納得が及びます。
また、大ダコの脚みたいな目玉付きのウネウネ(吸盤に見えなくもない)との対戦シーンが作中の半分以上を占めていたのも微妙。シーンがほぼダンジョンから移動せず延々とワンシーンが続くビジュアルのつまらなさも作品の足を引っ張ってた様に思われます。
一方ソロモンの中の人が杉田智和氏でしたが、決して当人を低評価するのではなく寧ろ好きな声優なのですが、今回だけはイマイチな感じが拭えません。勿論演技は至って抜群でしたが、恐らく個人的に杉田氏はこの様なキャラ・設定には不向きな声優だと思います‥‥
そしてもう一つ合点がいかないのは、冒頭ロマニがネガティブな発言をし、その覚悟で物語が進行すると思いきや、オチではソレを奇妙な意味で裏切られるところ。心の準備してたのに正直そりゃないよ、冒頭の緊張感はイズコ?と思った次第です。
※どうやら描写不足による勘違いと思われますが。。。
案の定、ゲーム未プレイな自分は内容は不明点が多くあまり惹かれる部分がありませんでしたが(一見さんお断りは相変わらず、今作は特にその傾向・大)、絵面的にはタコ脚以外はまァこんなモンかと思うしかなかったのが正直なところです。そんな自分には1,900円は高かったと言いますか、マシュのお尻だけに1,900円払った気分です。
結論としては、虹ヲタだけどゲーヲタではない自分にとってはあまーり面白くないシリーズでした(TV版FGOを除く)。
前回、映画鑑賞時にAppleWatch的な光るものを見に付けてる鑑賞客のソレが目障りな話をしましたが、今回はまたしても観賞の妨げが。ソレは身を乗り出す隣の鑑賞客。やはり視界の端に割り込んできて、サスガにコチラにも閉口。気にしすぎと言われればソレまでですが、最近はこう言った不運にも見舞われる事が多くなりました。