SEOBOK ソボクのレビュー・感想・評価
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バディ物の1種と言えるのかな。
まず、作品の題名のソボクにはなじみがありませんが、主人公の名前(人名)です。
次に中身ですが、極秘研究下で生まれ育った不老不死(+α)の能力をもつ少年と間もなく死を迎える護衛のペアが、2人を追い詰める秘密組織と戦う物語です。
個性・属性が異なるペアがお互いに影響しあって意識が変化し、ともに戦うというのはよくあるパターンですが、不老不死(+α)の能力があるのは目新しい。
題名で、「バティ物の1種と言えるのかな」と書いたのは、最後に護衛が主人公に取った行動が普通のバディ物ではありえないため。
これについては、自分のなかでは今一つしっくりこなかった(これ、自分自身に直に跳ね返るんですよね・・・)。
ついでに言えば主人公の不老不死+(α)の能力のうち(α)の部分は無理じゃないですかね(脳波は電気的信号なのでいくら増強しても不導体(石その他)には影響できないはず)
残念ながら今一つ自分にはあいませんでした。
命より大切なもの
よく知らないで行ったので韓国のエージェントものくらいの認識で行ったら結構SF寄り。人の形をしているが厳密には人間ではない人造人間ソボク君を、ある目的の為に命がけで守ることになる元情報局員の物語。最初はぎこちなかった二人が段々心通わせていくところはこういった映画の醍醐味できっちり押さえられていました。
クライマックスの「いや、そんなんしたらこうなるに決まってんだろ!」感満載のシーンはスカッとしましたね。
最後の決断は韓国映画ならまあそうするだろうな、という感じでした。
新鮮なストーリーで面白かったんだけど満足度は低め。
特殊な能力があるクローン人間「ソボク」。ある組織から抹殺される危険があり、元情報局員のギボンが彼を護衛しながら組織から逃げるストーリー。
ギボンはある理由でソボクを守らなければならない事情があり、その理由が悩ましい。
生まれてから、その施設から外に出たことの無いソボク。
逃げ出すなか、施設外の街並みに興味を示したり、カップラーメンを美味しそうに食べるシーンが微笑ましい(笑)
ソボクの特殊能力にはいくつかあり、人を救う能力と相反する破壊力が凄まじい。
ソボクとギボンのロードムービー的な展開に生きるとは?死ぬとは?的なストーリーは考えさせられた感じ。
今夜寝るときの自分の感情がどうなるのか?気になるところ。
後半のドキドキ感は良かったけど、ラストの落とし所は何だか思ったのと違った感じ。
ソボクの洋服のセンスが気になりました( ´∀`)
【”誰かにとって、意味のあるモノになりたくて・・” 哀しきクローンを描く中で、不死の善悪を考えさせられる作品。自分の存在意義に気付き、哀し気な表情を浮かべていくソボクの姿が切なく思える作品である。】
ー ソボク:徐福 劇中でも語られるが、不老不死を求めていた始皇帝に、不死のクスリを献上すると言い、金銭的支援を受けながら、結局は献上前に始皇帝は崩御し、自身は始皇帝からの支援を基に王になったと言われる歴史上の人物(架空人物である説もある。)ー
◆感想
・韓国国家の秘密プロジェクトにより、ips細胞により、女博士から産まれたクローン、ソボク(パク・ボゴム)と、余命宣告を受けている元情報局エージェントのギホン(コン・ユ)が、謎の敵から誘拐されようとする中で、少しづつ心の距離を縮めていく姿。
ー 自分は、何者なのだろう・・、というソボクの哀しみと、過去に犯した過ちにより同僚を失った事がトラウマになり、自暴自棄になっているギホン。
立場は違えど、お互いに似た者同士だと感じたのだろう・・。ー
・SF映画かと思って、見ていたがヒューマンドラマだった・・。
ー 研究所や、ソボクに抑制剤を打ち込む所などは、流石の韓国映画もマダマダかな・・、と思ってしまったなあ。ー
・ソボクを、謎の外国の襲撃者たちに攫われる事を恐れ、亡きものにしようと、方向転換した韓国情報局に対し、決然とソボクを守るギホン。
ー 銃弾を受ける事も厭わず、ソボクの前に立ちはだかるギホンの姿を見て、ソボクは唯一心を許せる”人間”だと思ったのだろう。
彼の、驚異的なサイコキネシスが炸裂するシーンは、見応えがある。”AKIRA””童夢”を少し思い出した。ー
◆ソボクが生成する液体によって、命が助かる可能性があるのに、彼の”人間の不老不死を実現させるためだけの姿”を見て、ギホンが取った行動には、”不死の必要性、善悪”を考えさせられた。
<いつの世でも、不老不死の身体を得るために、金を湯水の如く使う人間の姿は、醜い。
そして、その利権を奪おうとする者達も。
観る側に、解の無い、重い問いかけをしてくる作品。
無表情から徐々に自分の存在意義に気付き、哀し気な表情を浮かべていくソボクの姿が切なく思える作品である。>
永遠の命とは、生きる意味とは、死とは何か
SFアクションでありながら、永遠の命とは、生きる意味とは、死とは何か、そういったテーマを含んでいてすごく重厚感があった。
ソボクがギホンに対して「あなたには命を救う価値はあるのか」と問いかけるシーンがあるが、自分に対して尋ねられているようでハッとしてしまった。ギホンと同じように答えに窮してしまう。つまるところギホンと同じで、死ぬのが怖いから生きていたい。その程度しか考えが及ばない自分が哀しい。
ソボクは遺伝子操作の副次効果で、念動力を発揮する。重力で敵を押しつぶすシーンではマンガ的演出がされていて、相当な迫力がある。そして怒りが頂点に達すると能力は覚醒する。覚醒した後の暴れっぷりは、完全にSFの域を超えているが、そういう作品は大好きだから、興奮しましたよ。
それにしてもソボク役のパク・ボゴムは上手いよね。無機質な表情から始まって、後半で見せる自然に流れる涙。振り幅いっぱいの演技を見せてくれる。観客は95%女性だったけれども目当てはコン・ユ? パク・ボコム?
The韓国エンタメ映画!
ストーリーも良し、演技もよし、アクションもよし、映像も音楽も良し、予算のかかった良い映画です。
ハリウッド映画の兼価版のような点もありますが、大満足でした。
永遠の命ってそんなにそんなに欲しいですかね、、
たまたま、日本映画のアークと重なるテーマですが、描き方が全く違う。
どちらが好きか別れそう。
こちらの映画も、各キャラごとに切ないですね。何が正義で何が正論なのかわからなくなる。
予告で面白そうと思った通りの面白い映画でした。
#58 生きることと死ぬこと
どっちが幸せかを問う映画。
もちろん生物なら死ぬのは嫌だが、では一生生き続けることは幸せなのか?
人造人間ソボックの研究者役の女優さんが、いつもは知的な役をやらないのに何故?と初っ端から思ったがその謎は後半に解ける。
せっかくのコン・ユ主演映画なのに、チネチッタが初週から1番小さな劇場だったから混んでた〜。
ハリウッドでリメイクされそうな内容の半SF映画。
ソボクの感情がこの映画の色になる
ソボクは『何もの』になったのか。なれたのか。
映画館でエンドロールと音楽が流れている間、『母親やその他大勢のエゴで生まれ自由を奪われ永遠を強制されたソボクの一生はなんだったのか。同じくエゴで生み出され社会の駒として生きる人間の一生と何が違うのか』考えました。
その人それぞれの死生観があるから、この映画を観て1つの答えは出せないんだろうなと思います。
自分の倫理観や社会の固定観念を問われる映画で、観た後もとても考えられさせます。
「お母さんは医者になりたくてなったんだよね、それじゃあ僕はなにものになれるの?」生まれたくて生まれてきた命はない。出生は全て親のエゴで「親になりたくて生んだ」「子どもが欲しくて生んだ」「死んだわが子に会いたくてクローンの子を作った」
死ぬことと同じように、命を生み出す事が私は怖いです。
ソボクが何者になったのか?
ただ、ソボクが死ぬ間際誰かに見守られその人は泣いてくれて、死んだ後も忘れないでいてくれる、そんなものにはなれたんだなと思いました。
ソボクが自分で選んだ靴も自分で決めた終わり方も、クローンではないソボクという個であることの証明なんじゃないかなと思いました。
中盤から後半部分にかけての感想になりましたが、ロードムービーとしても面白い場面がいくつかありました。初めての経験や街中で会う人達とソボクの交流がほっこりします。おすすめです。
切ない
クローン技術による受精卵に自己細胞複製能力を人工的に加えられて「作られた人間」のお話でした。
最近多い、晩年の生き方(ノマドランド)、高齢者の認知症(ファーザー)、亡くなった体の綺麗な保存&そもそも不老不死にして死ななくする(アーク)。。など、生き方死に方、何故生きるかというテーマを人工人間という側面から扱った映画でした。
息子と夫を事故で失った悲しみからまた息子を生み出した、という心情そのものは理解出来ますが、自己複製能力のおかげで病気関連は自ら治癒できる為死なない体にした、というのも親心からでしょうが、そのおかげでその優秀な細胞、骨髄などを研究者がこぞって欲しがり、
研究所で自らの細胞を搾取されるだけの存在になってしまい、生きる価値も生きる楽しみも喜びも、どんな職業になりたいとか、そんな根本的な生き方を何も選択出来ないままただ研究所で生かされ続けただけの主人公が切なすぎました。
副作用なのか、細胞分裂のスピードが異常に早く、また脳波も異常に強いため、脳波から周りの物体に圧力をかけることが出来て、結果、念動力を使うことが出来ます。
初めは足元の砂や小石、葉っぱなど小さなものを少し動かせる程度だったのが、
輸送途中に追手から逃れる為、細胞分裂抑制剤を2日ほど投与出来なかったため、脳波増幅状態が止まらず、どんどん念動力のパワーは強くなり、やがて追手が差し向ける銃の弾丸の軌道すら一瞬で変更させられるほどの高速&強力な念動力を体得します。
ほとんどジョジョの奇妙な冒険に出てくるスタンド「スタープラチナ」です!自らの意思で、迫ってくる弾丸を高速で移動させ、自分を殴ろうとした人を意思だけでその場にねじ伏せることが出来ます。
この力を人工的に得た状態で生まれていますが、でもただ研究所で育ってきたからこの力を使ってどう生きたらいいか分からない。今はとにかく自分を利用したくて拘束しようとする連中への武器としてしか使い道が無い悲しみ。唯一、行動を共にしたコン・ユ演じる元工作員を助けるため、頭痛の痛みを和らげて眠らせて休ませてあげた、くらいがプラスの使い方だったでしょうか。。
最後は、軍隊まで出動させて自分を拘束しようとしてきた連中に対し、脳波の力をとことん使って念動力を駆使しますが、もう体細胞自体は悲鳴をあげはじめ、
少なくとも病気では死なないはずなのに、自分の細胞分裂の早さと脳波の増幅に自ら細胞が耐えられなくなってゆく。。
研究所の食事というか栄養食のようなものを「食べる」のではなく「摂取」するしかさせてもらえなかった彼は、箸の使い方も知らず、検査着しか着せてもらえてなかったから普通のパーカーのような服さえ知らなかった。着たことがなかった。
だからほんのわずかな間、街に出た時の
普通のパーカーを着て
箸を使ってカップ麺を食べる
というだけのとんでもなく平凡な日常が、こんなに幸せなことだったんだと改めて気付かされました。
映画の中の存在ですが、彼にはいつか生まれ変われるなら、次は研究所以外の普通の街で、普通に平凡な人生を生きてほしいと願いました。
二人のファン向け
コン・ユ、パク・ボゴムのファンで二人を観たいという人向けの映画だった
予告編等で筋に期待したものにとっては残念
登場人物の動きが不自然で、トッケビの方がフォークを持ったところは笑いをとるところなのかと思った
商店街のシーンなどでもう少しキャラクターを深められただろうに残念
魔女にはやく梨泰院から帰ってきて欲しい
うーん。。。イマイチ
新感染が好きだったので、同じ俳優さんコン・ユだ!と思って見たのだが、老けたのか痩せたのか?新感染の時と顔が違う。。。と最後まで感じていてストーリーに入り込めず。。。内容も途中間延びするような位長い会話があったり、最後の展開も、え??となる感じもあり。題材面白いのにイマイチだった。。。
とても悲しいクローン人間の映画
実験体のクローンと、それを守る事になった元情報局員を描いたサスペンス。
元情報員役は、トッケビのコンユで病気を患ってる、クローン役に爽やかイケメンのパクボゴムは、永遠の命が。
どちらにも恐怖がある。
見知らぬ同志の2人が最後は情を分かち合う兄弟に。
ラストは切なく悲しかった。
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