SEOBOK ソボクのレビュー・感想・評価
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死生観。
余命1年の病気に苦しむ男が、クローン少年ソボクの保護をする中で、生きるとは?死ぬとは?に向き合っていく話。
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最近日本でも『Arc』という不老不死の話の映画が公開されていて語り口がすごく"映画的"で分かりにくいとこもあった反面、今作はもっと商業映画なので死生観についての問題提起が分かりやすかった。
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絶対映画としては『Arc』の方が好きなんだけど、そもそも死生観って倫理っぽい話なので『SEOBOK』のように2人の対話で観客に考えさせる方が良いなと思った。
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SFの部分も見どころちゃんとあって、私は特に砂浜にソボクが手を置くと風景が不思議に変化するシーンが好きだった。あの感性は日本映画にはないなぁ。
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コン・ユとパク・ボゴムのイチャイチャを楽しむ映画でもあって、ソボクに"ヒョン"(兄さん)と呼んで欲しいコン・ユが可愛かったです。
今時にしては珍しいくらいの悲劇
期待値は「The Witch 魔女」だった。冒頭の緊張感、と言うか緊迫感は中々凄くって、こりゃ期待以上かも。AKIRAのPlay Roomに期待も高まります。
ただただただ。中弛みがあり得ないレベルで萎えに萎えます。え?敵役って、軍警察を動かす権限を持つ国家保安組織(微妙にKCIAとはずらした感があるのは意図的なの?)じゃ?そんなに簡単に逃げれる?移動できるの?
などと。ツッコミたくなること必至。
と、このタルタルに弛んだサスペンスですが、ラストスパートは見ものです。鉄雄感あります。期待値「The Witch 魔女」はクリアしてないけど。
何が良いかって、悲劇完結でパート2が出来そうにない終わり方ゆえ、哀しい物語が胸に刺さってしまうところ。
「死なないクローン」と言うのが、実は無茶な設定だと思うんですが、それそのものが悲劇の伏線だと言うのも好き。
謎の傭兵部隊がぶっ放したショットガンが、ブルパップでKel-Tec KSGだったり、引き出しの中にヘッケラー&コッホ P-30だったりってのには萌えました。
誰も幸せになれなくて爽快感ゼロ。
ソボクはクローンてだけで、凄いことなのに、不死で超能力者。そんな子供を守る事になった余命わずかな元諜報員。2人のSFロードムービーって感じ。
ソボクの存在を無くそうとする組織とソボクを生み出した研究所の存在意義。全て謎だった。
人類の未来の為とか命を守る為だとか、理想が一切ない。登場人物全てが個人の利益の為に行動している。ソボクを生み出した母親の気持ちも理解不能だし、こんな事、秘密でやれる訳がないぞ。
個人的な偏見もあって、韓国映画を観るときは凄く気になってしまうのが、みんなすぐ怒って大声で怒鳴って暴力を振るう。周囲より自分を優先する。それを倫理観で正そうとする人がいない。
全部当てはまってしまった。
ソボクも超能力で殺しまくり。どうせみんな死ぬんでしょって。最後は自分も殺してもらってハッピーエンド?
途中まで、バビル2世的な正義の味方を期待してたのに、悲しいエンディング。暗すぎ。
ラストが惜しい
まず、コン・ユがかっこいい。
SFではあるけれど、彼らのセリフを聞き、生きること、死ぬことについて考させられるものがあった。
ソボクは感情を持たないロボットに近いものかと思えば実際はそうでもなく、時折感情がぶわっと現れた時のパクボゴム(ソボク)の表情がなんとも切ない…。ㅠ_ㅠ
しかし、ラストはあまり納得いかない。
結構あっさりとソボクを撃っちゃったのが、なんだかなあ…。
あ、あと他にも書かれている方がいましたが、ギホンのわき見運転が、もっとちゃんと前見て!ソボク見すぎ!危なくない?大丈夫か?とすごく気になった。
面白い作品なのに
ストーリー、スケール面白いと思います。
ただ、何かが足りないのか。ワクワク、ドキドキもしないし、感動もしないんですよね。
ソボクがもう少し人間らしくなればもっと情が湧いてきたかもしれません。
予想がつく話なんだけど‥
いつも思うが韓国映画にでてくる悪の枢軸は、本当に人間的にクソレベルである。
今回も途中味方に思えそうな長老が出てきたが、期待を裏切らずクソレベルを維持してくれた。
車椅子ごと潰されるシーンは何とも言えない爽快感があった。
韓国映画には、人間の持ってる本質的な悪を包み隠さず表現してくれるので、
とても惹きつけられる。
トッケビにでていた上司役が、自分の会社の長老に罵声が浴びせるシーンなどは、
縦社会の韓国でもお構いなしなのが気持ちいい。
コン・ユも含めてワルばっかりだが、一番まともなワルだから良く見えてしまう。
コン・ユは何しててもカッコよすぎる‥。
超能力シーンが出てきてテンションが上がった
超能力ものが好きなので、そんなシーンが出てくるだけで気持ちが上がってしまう。
本作は、クローン人間を守るために情報局員が護衛するって話と聞いていた。ところがそのクローン人間(ソボク)が念動力を使えるなんて!砂浜で念動力を使って押し寄せる波を防ぎ石を積み上げるシーンなんか軽くテンション上がったし、後半のバトルシーンは、期待してなかっただけにかなり嬉しかった。車いすのじいさん相手にするシーンがまたいい。
でも話自体はなんだか薄っぺらい。何を目的にこんなに殺し合ってるんだ?くらいの感想を持ってしまう。それなりに銃撃戦やアクションシーンが挟まれるのだが、若干退屈してしまった。そもそもクローン人間にあんな特殊能力があるなら、血液を採取するだけでなく、軍事利用を考える輩がいてもおかしくないのに(その能力が明らかになっていなかったのかもしれないけど)。
ただし、ソボクとギホンの心が通いあった話としてはよかった。男性が年上の男性に親愛の情を込める「ヒョン(兄さん)」という呼び方。行く場所・帰る場所なんてこれから作ればよかったんだよ!
ウェット
観ていてまず思い出すのはやはり「The Witch 魔女」だけど、あれほどタイトではなくドラマ部は正直長く感じる。
それはジュブナイル的な道具立てや展開のせいばかりではなく、やはりウェットな感情の吐露や内面を説明的に語り過ぎるからだと思う。
もう少しスッキリいきたかったところ…
設定を変えて欲しい
ソボクを超能力使いにしてしまった時点でついていけなくなった。もう無敵じゃないか。誰かに守ってもらう必要ないじゃないか。能力なしでも面白い展開に出来たはず。SFなのは理解できているけれど、何でも有りにしてしまうと面白くなくなる。
盛り上がりそうで盛り上がらない
この映画は、自分のエゴを超えて人のために行動できるかということがテーマにあると思います。このテーマは『トガニ』であったり『新感染』などのこれまでコンユが演じてきた主人公と重なります。そういう意味でコン•ユが演じるのはぴったりでした。
一方、パク•ボゴムも幼さが残る顔立ちで、それゆえに強い力を持っていることの恐ろしさと悲哀を体現していて非常にハマっていました。
それなのに、なぜか盛り上がりそうで盛り上がらないという感じがしました。
その一つに、途中のコン•ユとパク•ボゴムの会話が間延びしてしまってリズムが悪かった気がします。
また、ソボクと母親の関係であったり、ナベツネみたいなジジイと情報局とアメリカの関係であったり、色々と
詰め込みすぎてしまって、一つひとつの要素が説明不足になってしまったように感じました。
お金もかかってそうな意欲作なだけに、あとなにかがかみ合えばおもしろくなりそうなのにもったいない気がしました。
韓国らしい面白い展開
「トッケビ」のコンユの主演映画ソボクを観に来た。コンユ扮する脳腫瘍を患っているエージェントギホンは、国家的極秘プロジェクトであるパクボゴム扮する死ぬ事のないクローンのソボクを守る仕事についた。
このソボクは、クローンが故に朴訥な言葉しか発せられなかったが、強力な超能力を持っていた。最初はふたりがお互いを理解出来ずにギクシャクしていたが、このソボクを奪おうとアメリカやらが襲ってくる中をギホンとソボクは必死に逃げるうちに心が通じ合うところまで来ていた。
なかなかの迫力のアクションと、間近に死を感じて助かりたいとあがいているギホンと死なないと言うソボクのお互いを思いやる気持ちの深さに感じ入ったね。最後は若干消化不良気味だったが、全体的には韓国らしい面白い展開で良かったと思うよ。
生きている価値
予告編がすごくよかったので観てきました
永遠の命を持つ実験体クローン、ソボク(パク・ボゴム)余命わずかのギボン(コン・ユ)のロードムービー
物語設定としては興味深いものがありましたが、少し消化不良の感じがします
ソボクの超能力やりすぎな感じがするし、軍隊が出てくるのはさすが韓国という気はするのですが、軍隊がでてくるような案件には思えませんでした
ソボクの人はいつか死ぬのに、とかギボンに対して「ギボンさんは生きている価値があるのか」とかのセリフ+ギボンの「死にたくない」という生への執着
ソボクの母親?であるイム・セウン博士(チャン・ヨンナム)のせつない心
考えさせられるところはある映画だったと思います
カップ麺によって、ソボクとギボンの距離が縮まっていく過程も良かったと思います
カップ麺を食べたくなりました
後、気になったのは映画としてはどうでもいいんでしょうが、ギボンのわき見運転
危ないでしょ
ソボクの超能力なくてもいい気がしましたが、もやもや少し残るし3.0の評価で
オカルト要素が強めで引いてしまった
展開がスローで眠気が、、、😪
設定は斬新でしたが、
オカルト的な能力が凄すぎてひいてしまった。
ストレンジャー・シングスも同じ霊能力を持つ少女が出てくるが、なんの違和感もなく見れたのに、いったいなにが違うのか考えながら見てました。
サスペンスものなのに、オカルト映画の要素が強すぎたからかもしれません。
最後のオチも、そうなるのか。。。と。
最後あっさりエンドロールなのであまり余韻を噛み締めることができなかったのも残念でした。
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