「いやぁ、、、穴だらけではないでしょうか?」ドアマン バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
いやぁ、、、穴だらけではないでしょうか?
シネマカリテさんの企画で鑑賞です。北村さん監督だったのかー。クレジット見てビックリ。頑張ってらっしゃるんですね。相変わらずの前情報ゼロです。
さて、本作。
うむー、なんなんでしょ?やりたいことはわかるんですが、穴が目についちゃってついちゃって、最後まで気持ちが乗っていきませんでした。主役のキャラクターが「元強い兵士」以外何者でもないので気持ちが乗らない。ストーリーというか敵との攻防の部分が劇的にチープでツッコミどころ満載。なんか、敵も味方も思いつきで動いてるみたいで。オープニングエピソードで燃え尽きたかなー?結構期待できそうな始まりだったのに、、、。
このようなお話は論理的に行動が説明できないと「偽物感」が大きくなっちゃうと思うのです。なんと言うんでしょ?無理矢理すぎるんだよな、展開が。犯人連中が頭悪すぎて自らが話をデカく、派手にしてるんですよね。もっとさ、スマートにできるじゃん?その方法を選択した理由がわからんのです。それを達成するためにソレをする?って感じの連続です。
さらに、主役陣営もさ、もっとやりようあるじゃん!同じく頭悪すぎない?敵は穴だらけの状況なのに、変にややこしい攻め方を選んでるし。いや、それやる必要ないじゃん!の連続。だからでしょうね、ハラハラ・ドキドキが発生しないのです。
あと、アクションが売りのはずなのに、カメラワークなのか?カット割なのか?バタバタと騒いでるようにしか見えず。カッコよくないし、主役の元兵士の「すげー感」を感じないんです。
ただ、ラストのお父さんのファインプレーからの展開は良かった。あれ。いい!あそこは良かった。敵の動機を逆手に取るのは面白かったですね。
ダイハードの廉価版にすらなれてない残念作でした。