ハートビート ネクストステージのレビュー・感想・評価
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【”フリーダンス&バレエ&独創的なピアノプレイに魅了される作品。”今作は、ブロードウェイを舞台に、夢を追う若者たちを描く青春ドラマの第2弾である。】
■舞台のオーディションに合格したダンサーのバーロウ(ジュリエット・ドハティ)は、主役ケイラ・ジョーダンの降板に伴い、著名で自覚無き自信過剰な振付師・ザンダー(トーマス・ドハティ)から代役に抜擢される。
一方、その舞台でピアニストの仕事を得たチャーリー(ハリー・ジャーヴィス)は、ひたむきなバーロウに惹かれながらも、彼女とザンダーの関係に苦悩するのである。
◆感想
・第一弾とは、キャストは変わってはいるが、基本的な構成は変わらない。
・だが、今作ではピアニストを目指しながら、自転車で荷物配達のバイトをするチャーリーと、顧客の一人で姿を現さないがピアノを愛する老婦人との交流や、バーロウと彼女をバレエの道へ導きつつも、確執があった母オクサナ(ジェーン・シーモア)との和解が、物語に彩りを添えている。
<そして、迎えたブロードウェイでの舞台。バーロウは直前で戻ったケイラ・ジョーダンにより主役の座を奪われるが、怪我をした彼女の代わりに再び舞台の主役に舞い戻り、チャーリーの弾くピアノ曲が流れる中、そして母オクサナが見守る中、華麗に踊るのである。
今作は、ブロードウェイを舞台に、夢を追う若者たちを描く青春ドラマの第2弾である。>
あれれー?いいぞいいぞー!
シネカリテさんの企画、カリコレ四本目です。
これ、前作あったんですね、知りませんでした。けど、未見でも問題なしです。なぜならお話は続きではないからです(多分)。テーマが一緒なのかな?観賞後、一作目観たくなりました、凄く。それほどに気に入りました。こんなことは書いてはいけないのでしょうが、「イン・ザ・ハイツ」でのガッカリ感が埋まりました(笑)
サクセス物なんです。全編通して貫いてるのが情熱です。ピアノを!ダンスを!ステージを!妥協したくない若者達にどんどん乗せられていきます。
ラストまで観ると、なんだよ、お前もそーだったのかよーっ!もー!ってニンマリ。奴が一番ブロ意識あって、妥協しない情熱家だったんだろな。
それぞれのキャラはエピソードを結構盛り込み十分に立たせてるし、お話もくどくない。ダンスとピアノ音楽が、まぁ気持ちが良いのですわ。ピアノに関しては前半のBAR?みたいなとこのショーがめちゃくちゃかっこよかったです。
予算の関係でしょうが豪華さは感じませんが、十分見応えあります。追うべき人物が多いからストーリーは大味になってしまってる感は否めないです。また、うまく行き過ぎ感もそこそこありますが、そこはサクセスってことで。
ん?ピアノ奏者の位置付けなんか重要になってない?とか、おばあちゃんとのエピソード深堀できたんじゃ?とか、パン屋の若者はただのラップ要員かい!とかね。
けどね、上出来な音楽サクセスエンタメですよ。面白かった!個人的には恋愛事がストーリーに変に絡んで邪魔しないのが良かったなー。ラストも粋で好きな終わり方です。
今のところの本企画内でベスト!
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