「ニコケイのルーティン」ウィリーズ・ワンダーランド なつさんの映画レビュー(感想・評価)
ニコケイのルーティン
この作品は子供の頃に視聴したら、大きなトラウマとなって後の人格形成に大きく関わるだろうなぁと思う。
なんだか、出るのが遅すぎたよ。
この作品をトラウマとして生きていく人生も楽しそうだ。
喋らないニコケイ
ベテラン家政婦さながら丁寧にお掃除するニコケイ
パンチを何本も飲むニコケイ
手を洗い、滑稽なTシャツをわざわざ着替える綺麗好きなニコケイ
ピンボールで最高にハイになるニコケイ
を、観る映画でホラーでもバトルでもない。
B級ならではのゴリゴリご都合主義なもんで、パークの歴史とかもあぁ、そう。みたいな。
もう、悪魔崇拝がいきなりきても驚かないぞ。
ホラー定番のキッズ達の頭スッカスカのフワッフワのメレンゲ状態も抑えてるし、セクシー担当っ娘がメガ盛りに盛りすぎててイイゾ!ホラーではカップルがイチャコラしてると殺されるお約束もきっちり。
パークに因縁があるのはベブだけでその他のキッズはなんかリブに連れられて仕置人!みたいになってるだけでほんと草。
そんなリブも友達が殺されていく中、ソーリー…と呟いて逃げるだけ。
ニコケイはニコケイで時間がきたら戦闘中でも帰っていく徹底ぶり。
ニコケイの依頼はお掃除、このTシャツを着てねとの事を忠実にこなしてるだけ。ロボを倒すのもただの掃除。ゴミ袋に入れてゴミステーションに持って行こうとしてるし。
ただのクソ真面目なだけのニコケイ。
アクションにおけるガムテープの使い方までお約束通りにしてるのはニヤニヤした。
ニコケイ以外には何故か強いぬいぐるみロボ達。一体なにをしてキッズ達を殺してるのかよくわらかない。
あくプーとかもそうだけど、やっぱり大きくてもぬいぐるみの形をした奴らとバトっても恐怖をあまり感じない。
あの妖精っぽい人型のやつとのバトルが1番生々しい。
チャッキー御大とかアナベル様みたいな偉大な方々の足元に及ばない。
ゴリにちは〜の訳は面白かった。
リブにパンチ渡すニコケイが1番の輝き。