「【エレクトロミュージックが世界を席巻し始めた1970年代後半のパリを舞台に、近未来的な音響を追い求める若き女性ミュージシャンの長い長い一日を描いた作品。】」ショック・ドゥ・フューチャー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【エレクトロミュージックが世界を席巻し始めた1970年代後半のパリを舞台に、近未来的な音響を追い求める若き女性ミュージシャンの長い長い一日を描いた作品。】
ー エレポップと言えば、今作でも流れるディーヴォを始め、アメリカ、ドイツ、北欧、イギリスが主流だと思っていたので、舞台設定が意外であった。
だが、今や、ミクスチャーロックを始め、殆どの分野でエレポップ、ロック及び、今作でも紹介される日本製リズムマシンや、シンセサイザーが当たり前のように使われているのだ。ー
・依頼のCM曲が仕上がらず、行き詰っていたアナ(アルマ・ホドロフスキー)の前に持ち込まれた、初めて目にする日本製のリズムマシンに魅了され、アイディアは、一気に曲に昇華する。
<さて、当時の保守的な男性優位の音楽社会に、彼女の乾坤一擲の曲は受け入れられたのであろうか・・。
今や、電子機器無しの音楽は”ほぼ”考えられないが、当時の音楽業界の姿が、垣間見える作品。
年齢的に、知っている曲は僅かであったが、劇中で流れるエレポップが魅力的で(そうでないのも幾つかあったが・・)この作品のサントラ盤が欲しいぞ!。>
<2021年10月31日 刈谷日劇にて鑑賞>
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