劇場公開日 2021年8月27日

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「題材は好き。センスも好き。 でも物語/映画としては……。音楽映画でもしっかりフランス映画でした;」ショック・ドゥ・フューチャー kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5題材は好き。センスも好き。 でも物語/映画としては……。音楽映画でもしっかりフランス映画でした;

2021年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

うーん、個人的に微妙。

電子音楽の夜明け、そして女性作曲家のやり辛さを描いた映画。意外と後者の要素が大きいかも。

シンセの音、音楽への人々の反応は素敵。
でもストーリーがあまりに地味で……音楽映画でもしっかりフランス映画でした;

理解されない電子音楽。ナチュラルな女性軽視。こういう時代があったことをしっかり描いてる。
しかし、ただ取り扱ってるだけで、プラスワンモアの「で?」の部分があまりに弱いと感じました。
あと「ちゃんと仕事せい」ってので主人公に感情移入できなかったのが大きい;

冒頭のダンスシーンは秀逸。音楽に酔ってる感覚を見事に映画に落とし込んでる。
新しい音楽好きのおじさんがレコードを持ってきてかけるのがThrobbing Gristleってのでウホーつてなりました。

でもこのシーンあたりがピークだったかなぁ。
題材は好き。センスも好き。
でも物語/映画としては……

kizkiz