劇場公開日 2021年6月26日

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「【淀川河川敷に暮らすホームレスのさどヤンの生き方を追ったドキュメンタリー。決して真似をする気はないけれど、一つの筋の通った生き方であるとは思ったな。】」淀川アジール さどヤンの生活と意見 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【淀川河川敷に暮らすホームレスのさどヤンの生き方を追ったドキュメンタリー。決して真似をする気はないけれど、一つの筋の通った生き方であるとは思ったな。】

2024年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

ー 一人の70歳になる淀川河川敷に暮らすホームレスの生き方を追ったドキュメンタリー映画。-

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・大きな蜆を取って来たり、アルミ缶集めから時代を語ったり、今までのホームレス生活で経験した事件をアニメーションで、エピソードとして語ってくれる。
 ナカナカ面白い。

・アルミ缶をおばちゃん達が集める話や、タクシー運転手も集める話を聞いていると、ホームレスの生活と、フツーの生活の違いって何だろうと、少し思ったかな。

・それにしても、さどヤンはいつも酒を飲んでいるし、煙草も吹かしている。金があるのかな、人生の達人だから色々な方法で調達するのかな。

・一番思ったのは、さどヤンの日誌の字が綺麗な事である。喋りも知性を感じる。この作品では、彼の生い立ちには一切触れないが、何となく昔は先生か、教授かなと思ったな。話も理路整然としているし、小ぎれいだし。
 彼の魅力からか、彼の掘っ立て小屋は、多くの人のたまり場にもなっている。

・台風で掘っ立て小屋を飛ばされても”仕方ない”と言って、自分で材料を集めて器用に小屋を作り直している。サバイバル能力はバッチリだね。

<決して、さどヤンの生き方を真似しようとは思わないけれども、一つの筋の通った生き方であるとは思ったな。
 ナカナカなドキュメンタリー映画でありました。>

NOBU