「エドワードに会いたくなる映画」MINAMATA ミナマタ ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
エドワードに会いたくなる映画
上映最終週と聞いて、仕事帰りに飛び込んだ。
ジョニデのいつもの物憂げな表情は健在でした。(しかしアメリカの方のアルコール依存は、ストレス社会の反映でしょうか?半端なく飲まれてますねー)
この映画では真っ直ぐな不器用な性格が、ストレートに伝わるキャラクターをよく演じてました。
ユージンさんというカメラマンさんのことはあまり知らなかったけれど、日本の恥部とも言える公害をありのままに世界に発信した功績は素晴らしいと思います。
多分外国で撮ったとおもわれますが、異国風の水俣湾も素晴らしかった。
高度経済成長期の日本。公をまだまだ信頼し、無邪気に仕事中毒でいられた時代のノスタルジアはさておいて、ここらで立ち止まり環境汚染について、考えてみるのも今の時代が要請していることではないかなと思いませんか?
ジョニデの出世作「シザー・ハンズ」のエドワードは愛らしく、素直に人間を受け入れて毎クリスマスに雪をふらしています。貴方の愛する人を、こんな人間が生み出した汚染された環境のもとに、置いておきたくはないはず。そっとエドワードも祈ってると思いますよ
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