「日本の映画制作者では描けなかった作品」MINAMATA ミナマタ デイビット・ジャガーさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の映画制作者では描けなかった作品
映画タイトルと同じ水俣病は、自分の住む新潟県でも、ほぼ同時期に発生し、新潟水俣病として、日本の四大公害被害の一つに数えられている。
中学時代、社会科の担当教師が新潟水俣病の住民訴訟に携わった時の経験を話してくれたが、映画を見ながら、それを思い出し、よりリアリティが感じられた。
実際にユージン・スミスという、日本人とは違う視点が存在していたが、この作品も海外制作と言う事で、事実を何の忖度も無く客観的な視点で、そして映画としてのエンターテインメント性も失わずに描かれている。
多分、日本では描けなかったであろう、過去の過ちを知るためにも、絶対、見るべき映画。
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