「晩年の写真家の眼を通して」MINAMATA ミナマタ ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
晩年の写真家の眼を通して
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写真家ユージン、晩年の彼を通して見る水俣。
年老い堕落した彼と情熱をもつ女性そして水俣に住み苦しみながら生きる人々との触れ合いを通して、もう一度写真家として戦いに身を投じようとする彼の姿に共感を覚えました。
何かを伝え変えようとする人々、そこで平穏に暮らしたい人々、そして接することを遠ざける人や家族、いろいろな思いを体験することで、弱く脆いけど何かに突き動かされる彼の姿がとても人間らしく捉えられてると思いました。
また彼が写真について語る「撮られる側もそうだけど、撮る側も魂を削る…」という言葉に写真家としての自負が垣間見えるシーンが好きです。
最後にデップのユージーンの似せ方はやはり凄いなって思いました。
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